メカニズム担当はドイツ語がお好き?


メキシコ・カンクンのCOP16会場より、温暖化担当の山岸です。
今回の会議もそうですが、国連会議では多くの項目について、同時に議論が進みます。そこで、WWFのようなNGOは、協力してテーマを分担し、ワーキンググループを作って内容をフォローします。

私は「メカニズム」のワーキンググループを担当しています。
このグループは、京都議定書の「柔軟性メカニズム」(国際的な排出量取引、クリーン開発メカニズム(CDM)、共同実施(JI))というの3つの仕組みのルールや、別の新しいメカニズムを作るかどうか、という交渉を追い、意見をまとめています。

メンバーは10名ほど。国際会議が一般的にそうであるように、議論は英語が基本で、共同で作る意見書等も全て英語です。
ところが、このグループは、なぜかドイツ語を話す人が沢山います。ドイツ人はもちろん、オーストリア人、そしてアメリカ人まで、なんだかやたらと語学に堪能で、5カ国語くらい喋る人もいたりします。

議論でもちょっと油断すると、話がドイツ語に切り替わっていて、訳が分からなくなる(!)ことが。そういう時は「ちょっと待ってくれ!」と止めなければなりません。
他ではこんなことはあんまり聞かないので、このグループの傾向のようです。

こうした議論は本当に大変なのですが、いろんな人たちと一緒に、温暖化防止という目標に向かって仕事ができるのは、国連会議の1つの醍醐味。他では得られない経験です。
会議が終わる週末まで、引き続き頑張りたいと思います!

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グループの「ドイツ語な」面々。カンクンはカリブ海に面した一大リゾート地で、COP16会議場もビーチに面したホテル。NGOは、こうして外でミーティングをすることもあります。

 

自然保護室 気候変動・エネルギーグループ所属
山岸 尚之

国連交渉や国内の気候・エネルギー政策でのアドボカシー(提言)活動を担当。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

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