世界にわずか40頭。アムールヒョウの動画撮影に成功!


森林担当の古澤です。
極東ロシアで活動するWWFロシアから嬉しいニュースが届きました。

今年スタートした自動撮影のビデオカメラを使った生息調査で、アムールヒョウの姿を捉えることに成功したのです。また、これまで確認されていた数を上回るアムールヒョウが生息していることも明らかになりました!

アムールヒョウは森の豊かさの象徴ともいえる動物ですが、毎年冬の終わりに発生する森林火災や、伐採、そして美しい毛皮を狙った密猟によって、追い詰められています。

WWFロシアでは、アムールヒョウの保護とその生息地である森をまもるため、新たな国立公園設立の提案や植林などの取り組みを行なってきました。中でも、広大な森のどこに、どれだけのヒョウが生息しているのかを知る生息調査は、保護活動を行なう上での重要な基盤となるものです。

2011年からは、雪の上に残されたアムールヒョウの足跡を追跡する冬季の生息調査に加え、一年を通じて調査が可能な自動撮影のビデオカメラも導入。その数40頭ほどといわれるアムールヒョウが、野生に生きる貴重な姿を捉える期待が高まっていました。

そして今回、ビデオカメラが捉えた動画の中には、ヒョウのカップルや親子の姿が! しかも、WWFが調査を行なってきたこの地域に、これまで確認されていた7~9頭を上回る12頭のアムールヒョウが生息しているらしいことも確認されました。

生息域全体を含めた最終的な調査結果は、隣接地で協力して活動を行なっている、野生生物保護協会(WCS)の調査結果と統合する必要がありますが、ヒョウの数が増えてくれていることを願わずにはいられません。
続報が届いたらまたお知らせしますね!

20110725a.jpg
20110725b.jpg

【関連記事】

自然保護室 森林グループ所属
古澤 千明

主にミャンマーとタイを担当しています。紙や天然ゴムといった森林資源に由来する暮らしに欠かせないものの持続可能な利用にも取り組んでいます。

昔から自然や生き物への興味はあったけどまさかWWFで働くことになるとは思わなかった(笑)。自然科学や生物のスペシャリストではない自分だからこそ、得られる理解・賛同もある!と信じつつ、そうは言っても日々勉強。

この記事をシェアする

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは世界約100か国で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP