スズメの写真


自然保護室の前川です。
今日はちょっとスズメの写真を紹介します。

これが? と思われるかもしれませんが、これ間違いなくスズメ。

「セスジスズメ」という蛾の幼虫なのです。
スズメ、といってみても、広い自然の世界では、鳥ばかりがスズメではなかったりします。

が、これを写したときに、飛び出しているツノが触覚だと思ってたら、おしりだった。失敗!アタマが写っておりません。

この写真を撮ったのは、昨年10月の大阪南港でした。
埋立地に囲まれた一角ですが、春秋に渡り鳥で賑わう、シギやチドリ類の国内屈指の飛来地です。

さすがに水鳥は食べないかもしれませんが、日本からまた海外へ旅立つ渡り鳥たちの中には、こうした「スズメ」などを食べて、栄養補給している鳥たちがいるかもしれない?

梅も咲き始めたこの季節、そろそろ春の渡り鳥のシーズンが始まります。

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自然保護室(海洋水産 グループ長)
前川 聡

修士(動物学・北海道大学)
渡り性水鳥の全国調査および国際保全プログラムのコーディネーター業務、WWFサンゴ礁保護研究センター(沖縄県石垣島)での住民参加型の環境調査および普及啓発業務、海洋保護区の設定および管理状況の評価業務等に従事後、2011年より東日本大震災復興支援プロジェクトと水産エコラベルの普及および取得支援に携わる。養殖業成長産業化推進協議会委員。

日本各地の漁師町を訪ねては、持続的な養殖や漁業の推進のために関係者の方々と話し合いをしています。道すがら、普段はなかなか見ることができない風景や鳥を見つけては、一人ほくそえんでいます。もちろん、新鮮な魚介とお酒も! 健康診断の数値が気になるAround Fifty

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生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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