地球温暖化を解決したい人へお勧めの本!「地球温暖化を解決したいーエネルギーをどう選ぶ?」

この記事のポイント
WWFジャパン専門ディレクター小西雅子の新刊『地球温暖化を解決したいーエネルギーをどう選ぶ?』(岩波書店)が2021年3月に刊行されました。地球温暖化という大きな課題について「私たちに何ができる?」と思われるかもしれません。そんな方に向けた、アクションのヒントになる本です!

地球温暖化を解決したい エネルギーをどう選ぶ?
小西雅子著 岩波ジュニアスタートブックス
刊行日 2021/03/26

地球温暖化を解決するカギはエネルギーの選び方

猛暑や大洪水、干ばつ、海面上昇など深刻な影響を引き起こす地球温暖化。その温暖化を解決するカギは実はエネルギーの選び方にあります。なぜなら日本では大気を温める温室効果ガスの9割がエネルギーから来る二酸化炭素(CO2)だからです。二酸化炭素は、石炭や石油、天然ガスといった化石燃料エネルギーを燃やして使うことによって発生します。
ということが分かると、実は温暖化対策というのは次の二つなのです!
一つはまずなるべく省エネルギーすること。
そして二つ目は、二酸化炭素を出さないエネルギーに変えていく事です。

この本では、二酸化炭素を出さない水力、風力、太陽光などの再生可能エネルギー、そして石油、石炭、天然ガス、原子力など、それぞれのエネルギーの長所や短所を中学生にもわかりやすく解説しています。そして2030年という近い将来に、日本がどのようなエネルギーを使っていきたいか、みんなで考えていけるようになっています。
ご自身でエネルギーを選んだあとには、ぜひ周りの方と一緒に話し合ってみてください。10人いれば10通りの考え方があります。他の人の意見を聞くことで対話が生まれ、協力して対策を進めていく力になります。
地球温暖化なんて地球規模の課題に、自分一人に何ができる?と思われるかもしれませんが、あなたにはご自分の未来を選ぶ大きな力があるのです!ぜひこの本を読んで、あなたもエネルギーを選ぶことで、地球温暖化に向き合ってみてください。

地球温暖化の予測を知ることは自分の命を守ること

この本の第1章では、温暖化の最新の科学により予測される被害から、自分たちの命を守る行動について説明をしています。実は地球が温暖化することはもはや防げません。まだまだ世界中から排出される温室効果ガスは増え続けているからです。
すでに産業革命前から地球の平均気温は1度上昇していますが、早ければ2030年には1.5度に達してしまうと科学の報告書が示しています。今から1万5千年前の氷期といまの気温差がわずか5℃程度であることを考えれば、とても大きな気温変化と言えます。そうなると気温上昇による気候の変化により、たとえば洪水被害にあう人の数は今の2倍になり、熱波にさらされる人も増えていきます。
すなわちこれ以上の気温上昇を抑える温暖化対策(=エネルギー選択)をすると同時に、いずれにしても今よりも深刻化する温暖化の悪影響に備える必要があるのです。
この本を読んで、ぜひあなたと、あなたの周りの人を守る行動を学んでください!

温暖化対策に世界はどう向き合っているの?パリ協定とは?

温暖化が人間活動によって引き起こされていることが分かったのは1980年代。そして1990年からは世界の約200か国が温暖化対策を話し合ってきました。しかし先進国と途上国の対立が深刻で、温暖化対策をめぐる国際交渉は困難を極めたのです。
ようやく世界ほぼすべての国が参加する協定が出来たのが、2015年フランス・パリにおける国連会議でした。開催国にちなんで「パリ協定」と名付けられた温暖化対策の国際協定は、2020年からスタートしています。
そのパリ協定についてもこの本ではわかりやすく説明しています。温暖化対策とはほとんどエネルギー対策ですから、今後の世界経済と社会を大変革していく事につながります。パリ協定について知ることは、これからの世界経済を左右する情報を知ることなのです!

皆さんが、自信をもってご自分の未来を選んでいってくださることを願い、この本をお届けします。ぜひお手に取ってご覧になってみてください。

地球温暖化を解決したい エネルギーをどう選ぶ?
小西雅子著 岩波ジュニアスタートブックス

岩波書店 書籍紹介 購入ページ
Amazon 購入ページ

スタッフブログ 小西 雅子の記事一覧はこちら

この記事をシェアする

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP