「わいるどアカデミー+(ぷらす)」2015年冬 開催報告


WWFジャパン会員のつどい「わいるどアカデミー+(ぷらす)」2015年12月5日の開催で、第10回目を迎えました。今回のテーマは、「地球温暖化問題の実情と私たちにできること」。折しも、国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)会期中、温暖化問題がホットな時期の開催となりました。会員の方を中心に19名の皆さまにご参加いただいた、今回の催しの様子をご報告いたします。

温暖化問題を考える上での4つのポイント

WWFのさまざまな環境保全活動を、担当スタッフからサポーターの皆さまに報告し、直接交流することを目的とした会員のつどい「わいるどアカデミー+(ぷらす)」は、今回で10回目を迎えました。

折しも、フランスのパリでCOP21の会期中に『温暖化問題の実情と私たちにできること』と題して、皆さまと一緒に温暖化問題の現状を学ぶ機会となりました。

この日、参加者の皆さまに下記4つの穴埋め問題を念頭に置いて、温暖化問題を一緒に考えていきました。

  1. 〇〇をたくさん使うと、温暖化が進む
  2. 温暖化は〇〇だけじゃない
  3. 〇〇しないと、間に合わない!
  4. 温暖化が起きて最初に困るのは、〇〇や、〇〇

2分でわかる!地球温暖化を防ぐWWFの活動)

3分でわかる!COP21の注目点

地球温暖化問題の実情と私たちにできること

世界の気温を観測し始めた1880年からのデータを皆さまにご覧いただきました。

折れ線グラフは、徐々に右肩上がりになり、2014年には過去最高気温を更新したことが分かります。

その原因とされるのが、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガス。工業化が進み、化石燃料を多く使うようになったことが原因とみられます。

温暖化問題と聞くと、単に暑くなるだけと思われがちですが、干ばつや熱波、洪水など世界各地の極端な気象現象が増加することにもなり、複雑です。

ご参加いただいた皆さまも、そうした気象現象のニュースを目にする機会も多いようで、うんうんと頷かれていました。

このような温暖化問題に世界各国も懸念を抱いており、気候変動に関する国連の科学報告書が、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)から発表されています。

さまざまなシナリオに基づいた予測と主な影響が予想されていますが、現実はより深刻な方向へ向かっており、今すぐ行動しないと間に合いません。

温暖化が起こると、野生の生きものや開発途上国の人たちが最初に危機にさらされます。

国連気候変動会議(COP)もそうした懸念から、1992年に開始されました。今回が第21回目となり、2015年12月13日に成立したパリ協定がその歴史の積み重なりの上に成り立ちました。

ここで、冒頭の質問の答え合わせです。

(答え 1.化石燃料、2. 暑くなる、3. 今すぐ行動、4.野生の生き物・開発途上国の人たち)

身近ではありますが、複雑さも感じるこの温暖化問題。皆さまにポイントを絞ってご説明させていただきました。

WWFの提案

さて、それでは、この温暖化問題をどのように解決していけるのでしょうか。

解決策の一つとして、WWFは、太陽光やバイオマスといった再生可能エネルギーへのシフトを提案しています。

送配電網の増強や設備投資に最初は費用が掛かりますが、2030年以降は正味で「お得」になることや、2050年までに50%の省エネルギー(2008年比)が可能であることなどを示した「脱炭素社会に向けたエネルギーシナリオ提案」をご紹介いたしました。

他の先進国の再エネ目標と比べると、消極的な目標を掲げている日本政府の再エネ目標値。会員の皆さまからも、ぜひWWFシナリオを実現してほしいと期待する声を寄せて頂きました。

一人一人ができること

再生可能エネルギーへのシフト自体は、個々ではなかなか行えませんが、私たち一人一人ができることもあります。

環境・社会面に配慮した製品やサービスを選ぶこと。
温暖化対策に積極的な企業の製品を選ぶこと。
そして、温暖化政策に関心を持つこと。

どの企業が温暖化対策に積極的かどうか比較する手段として、WWFでは、長期的なビジョン、削減量の単位など7つの指標に基づき集計をした「企業の温暖化対策ランキング」を発表しています。

そちらをご参加いただいた皆さまにも配布させていただきました。

WWF「企業の温暖化対策ランキング」


参加してくださった皆さまと記念撮影

他には、「地球温暖化を止めたい」「地球の環境を守りたい」という想いを共有するグローバルイベント「アースアワー」をご紹介しました。

このイベントにご参加いただき、周りの方にも共有いただければ、より多くの方にこの問題に向き合って頂けるのではないかと思います。

温暖化問題という難しいテーマではありましたが、会員の皆さまと一緒に考える時間を共有し、さまざまなご質問や激励もいただきましたこと、スタッフ一同感謝申し上げます。

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