岩合光昭写真展「Ngorongoro」ギャラリートーク開催報告
2015/01/26
2014年12月21日、東京・小川町のオリンパスギャラリー東京で、動物写真家・岩合光昭氏の写真展「Ngorongoroいのち育むカルデラ-タンザニア・ンゴロンゴロ」のギャラリートークが行なわれました。一般の方々を中心に、一部、WWFジャパン会員の皆さまも迎えて開催されたイベント当日の様子をお伝えします。
「岩合光昭写真展Ngorongoro いのち育むカルデラ-タンザニア・ンゴロンゴロ」は、2015年オリンパスWWFカレンダーの完成を記念して、東京と大阪のオリンパスギャラリーで開催されました。
このカレンダーは、オリンパス株式会社から毎年WWFジャパンに寄贈され、WWFの通信販売「パンダショップ」が販売しているもので、利益は全てWWFの活動に活かされています。
この企画は今回の2015年版で実に30周年を迎えました。そこで、写真展に合わせて東京で開催された岩合光昭さんのギャラリートークに、WWFジャパン会員の方も招待していただきました。
まずは冒頭で、WWFジャパン広報室長の石原明子より、WWFの活動内容と、現在、人類は自然の再生能力を上回るペースで資源を消費しているという地球の危機的な状況について簡単にご紹介したあと、岩合さんからのお話に移りました。
今回、カレンダーの舞台となったタンザニアのンゴロンゴロは、岩合さんにとっては20年ぶりに訪れる思い出の場所。
外輪山に囲まれた、東京23区ほどのンゴロンゴロ・クレーターは、人による開発の手が入っておらず、大地のエネルギーを感じられる場所だといいます。
都市に戻ってネコなどを撮る時にも、そのエネルギーがご自身の内に活きているのを感じるのだとか。
このたび、岩合さんは、乾季と雨季の2度にわたって取材を行ない、動物たちの姿をカメラに収めました。
ライオンの親子、サーバル、アフリカゾウ、クロサイなど、会場を飾る作品の1枚1枚について、その生き物や自然に対する岩合さんの想いを交えつつ、撮影時のエピソードをたっぷりお話されました。
会場には60名のファンの方々がお越しになり、皆さん熱心にお話に聞き入っていました。
終了後に行なわれたサイン会も大盛況。参加者のお一人お一人と言葉を交わしながら、丁寧にサインされる岩合さんの姿がとても印象的でした。
長年、この企画を通じてWWFの活動にご協力いただいているオリンパス株式会社と岩合光昭さん、そしてカレンダーをお買い上げいただいている皆さまに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。(広報室 辻紀美代)
ギャラリートークは岩合さんのファンで満席。

今回で30周年となった、2015年版オリンパスWWFカレンダー(※好評につき完売いたしました)
撮影時のエピソードをたくさんお話しいただきました。

写真展会場にはWWFジャパンの募金箱や会報を設置頂きました。
当日のギャラリートークの模様をご覧いただけます
- ※「消えゆくネコ科動物を守ろう!」キャンペーンへは、岩合さんからもご支援のコメントを頂戴しています。