[COP10関連] 名古屋議定書が危ない!昨夜の続報


自然保護室の村田です。
COP10会議場から昨夜お知らせした、暗礁に乗り上げているABS議定書(名古屋議定書)案の続報です。

とにかく話がまとまらない状況に、「お手上げ!」を宣言した「遵守」小グループの両共同議長。
このままでは議定書そのものが危うい!と、全体を取りまとめるICG(非公式会合)の二人の共同議長が乗り出し、なんとか事態を収拾するべく、「遵守」小グループの両共同議長と日本、マレーシアなど主要国の担当者を別の部屋に集め、説得にかかりました。

その後、待つこと一時間あまり、ようやく会議室に戻ってきました。
どうやら両小グループ共同議長とも「遵守」についての作業を継続することには同意したようです。

しかし、話はあくまで密室のこと、どのような打開策が話されたのわかりません。
とりあえず、ここはみな頭を冷やして一晩考え、明朝ICGを再開しよう、ということで閉会となりました。

この続きは、今日の10時40分ごろから再開されることになっています。
本会議での議定書採択までの時間が刻々と迫る中、各国が取り得る選択肢も次第に狭まってきています。

 

 

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