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トマトを通じて、食品ロス削減アクションを食育紙芝居「おひさまトマトのトマゴロウ」が完成

2017年6月29日、WWFジャパンと横浜市は、食品ロス削減をテーマにした子ども向けの紙芝居「おひさまトマトのトマゴロウ」を発表しました。これは、WWFジャパンと横浜市が2015年3月に締結した連携協定の一環で、地球一個分の暮らしを目指す「One Planet YOKOHAMA Lifestyle」を推進するものです。特に日本のフットプリントの中で26%を占める食料の消費のうち、食品ロス削減に注目し、その普及を目的とし、協働で制作したものです。

WWF・横浜市の協働共同制作 紙芝居「おひさまトマトのトマゴロウ」

WWFジャパンと横浜市は、6月の環境月間に合わせて協働制作をした子ども向けの紙芝居「おひさまトマトのトマゴロウ」の完成を発表しました。
この紙芝居は、WWFジャパンと横浜市が2015年3月に締結した、環境保全についての連携協定に基づき、地球一個分の暮らし「One Planet Yokohama Lifestyle」を目指す取り組みの一つとして、「食品ロスの削減」をテーマに協働で制作したものです。

主人公の「トマトのトマゴロウ」がなかなか食べてもらえないことに悩み、家を飛び出し、八百屋や農家の人と出会い大切に育てられたことを知っていく話の中で、子どもたちへも食べ物を無駄にしない大切さを伝えることを目的としています。あわせて、食べものを作り、運び、販売するために多くの水やエネルギーが使われていることを伝えています。

また、本紙芝居の作画はやべみつのり氏、監修は児童文学者のわしおとしこ氏ら、各分野の第一人者の力を得て制作されました。

日本における「地球1個分の暮らし」と食品ロス削減

WWFが2016年に発表した「生きている地球レポート2016」によると、世界中の人が日本人と同じ暮らしをした場合、1年間に必要とされる自然資源の量は、地球2.9個分といわれています。

特にエコロジカル・フットプリント(=地球環境への負荷)全体のうち26%は農作物や水産物などの食料生産のため生じており、さらにその20%が廃棄された食料を処理する際に生じると考えられています。

実際、たとえ1つのトマトを廃棄した場合でも、その生産に必要とされた土地、水、輸送や販売にかかるエネルギーなどが無駄になり、環境への負荷が生じます。つまり、地球の限りある資源の範囲に収まる形で暮らすには食料廃棄の量を減らし、食の無駄を無くすことができれば、それだけでも、環境への負荷を抑えることに貢献出来るのです。

「食」は日本のフットプリント全体の26%を占め、そのうち20%は食品廃棄物によるものです。

「おひさまスープ」を作って家庭でも食品ロス削減アクションを!

そうしたメッセージを込めて作成された、今回の紙芝居では、問題をより身近に感じてもらうために、作中に登場するトマトスープ「おひさまスープ」を家庭でも作れるように、オリジナルレシピを紹介、発表しました。おひさまスープは野菜を皮ごとミキサーにかけて作るトロトロのスープで、少し傷ついてしまったり、少し形がいびつな野菜であってもほぼ丸ごと使え、栄養も余さず摂取しながら、不可食部もほとんど出さない地球にも健康にもGoodなレシピになっています。(レシピについては下記をご覧ください)

保育園にて完成発表会を行いました

同日6月29日に、横浜市港北区の岸根保育園にて紙芝居の完成発表会を行いました。

完成発表会では、横浜市資源循環局長尾仲氏とWWFジャパン事務局長筒井より子供たちへ紙芝居の贈呈を行とWWFスタッフによる上演を行いました。

上演後には、園の裏庭にある給食の野菜くずなどをコンポストでたい肥にし、これを利用して野菜を栽培する「3R夢(すりむ)農園」にて、園児たちが育てた真っ赤なトマトの収穫をしました。収穫したトマトは、教室に持ち帰り子供たちが調理をし、その日のお昼の給食の1品として頂きました。

中にはトマトが苦手なお子様もいたようですが、自分たちの手で育て収穫したトマトの優しい味に「おいしい!」とおひさまスープを通じてトマトを好きになってくれたという嬉しい場面もありました。

今後、この紙芝居は、横浜市資源循環局のスタッフが横浜市内の各保育園等で行う出前授業等の中で上演を行ない、食品ロス削減の更なる普及に取り組んでゆく予定です。WWFジャパンと横浜市は、本紙芝居の上演や家庭でも簡単に出来る料理を通じで、多くの子どもたちが、自然の恵みや食べ物の大切さを学び食べ残しが減ることを期待しています。

WWFスタッフによる紙芝居の上演の様子

想定式には横浜市資源循環局のキャラクター「イーオ」と「ミーオ」もかけつけてくれました

子供たちは「3R夢(すりむ)農園」で育てた真っ赤なトマトを
収穫しました

収穫したトマトは子供たちみんなで調理をし、当日の給食で
美味しくいただきました!

紙芝居についてのお問合せはこちらまで communi@wwf.or.jp

概要:紙芝居「おひさまトマトのトマゴロウ」

紙芝居名『おひさまトマトのトマゴロウ』
絵:やべ みつのり(絵本画家)
監修:わしお としこ(児童文学者)
脚本:佐久間 浩子(WWFジャパン)

(あらすじ)
トマトのトマゴロウは、ゆうこちゃんの家族になかなか食べてもらえません。
がっかりして家を飛び出し、やがて「おひさまみたいになりたい」と願うように。
八百屋さんや、農家さんと出会い、大切に育てられたことを知ったトマゴロウ。
はたして、「おひさまみたい」になれるのでしょうか...

レシピ:「おひさまスープ」の作り方

材料(4人分)
トマト 3~4個
にんじん 1本
たまねぎ 1個
バター 大さじ1
ブイヨン 2個
塩 小さじ2分の1
水 800cc

1.にんじんは5ミリ程度の薄切りに、たまねぎは一口大に切る
2.鍋に、バター、たまねぎ、にんじんを入れて、軽く炒める
3.水を加え、フタをして中火で加熱する
4.煮立ったら弱火にして、ブイヨン(顆粒スープの素でもOK)、塩を入れる
5.へたを撮って四ツ割にしたトマトを加える
6.にんじんがやわらかくなるまで煮込み、火を止める
7.あら熱が取れたら、ミキサーかフードプロセッサーにかける
8.食べる直前にあたためなおして、できあがり

★地球と健康のためのポイント!
*最後にミキサーにかけるので、にんじんもトマトも、皮付きのままで大丈夫です。栄養も余さず摂れて、ごみも減らせます。(たまねぎの芯と、トマトのヘタは取り除いてください)
*たまねぎも、みじん切りでなくて大丈夫です。
*なめらかに仕上げたいときは、ミキサーにかけた後、濾してください。

関連情報

関連サイト

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