新事務所で森を守る国際認証「FSC®プロジェクト認証」を取得


WWFジャパンは、2018年5月に事務局を移転するにあたり、使用する木材や壁紙などの林産物の「FSC®プロジェクト認証」を取得しました(FSCプロジェクト認証番号 SA-PRO-006846)。賃貸オフィスをリフォームし、その内装に際して「認証」を取得した事例としては日本初となります。

事務局移転に際しての環境配慮

WWFジャパンでは、活動規模の拡大とスタッフの拡充に伴い、2018年5月、東京港区内の賃貸オフィスに事務局を移転しました。
移転にあたっては、環境保全に取り組む団体として、可能な限りの環境配慮を検討。
特に、床あげ用木材、壁紙、間仕切り用石膏ボード、造りつけデスク、棚といった木材製品については、「FSC®認証」を取得した持続可能な林産物を調達しました。

FSC®認証は、森林の生物多様性などに配慮して行なう林業や、そこで生産された持続可能な林産物を認証する国際的な仕組みです。WWFジャパンではかねてから「林産物調達方針」を定め、事務局ではこのFSC認証を受けた紙などを使用してきました。

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壁および造りつけカウンター
©WWFジャパン

壁および造りつけカウンター

本棚
©WWFジャパン

本棚

「FSC®プロジェクト認証」制度の活用

今回の事務局移転にあたって、WWFジャパンでは「FSC®プロジェクト認証」という制度を利用しました。
この制度のなかには、建物、ヨットの建設などを1つの「プロジェクト」とみなし、認証機関がプロジェクト全体を認証するものがあります。その際は、対象となる物件に使用する木質由来のすべての原材料がFSC®認証材および管理木材である必要があります。

これは、CoC認証(Chain of Custody: サプライチェーンにおいて認証製品を取り扱うための分別管理の認証)がない場合でも利用することが可能で、FSC®認証を受けた最終製品(今回の場合はオフィスのリフォーム)に認証を求めるときに使用します。

©WWFジャパン
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国内初の事例として

このプロジェクト認証の取得は、国内では本件を含めて9例しかなく、施工会社にとっても対応の難しい案件でしたが、認証機関のアドバイスをふまえながら、施工から認証審査までの流れ、そして審査に必要な準備を確認。
海外から輸入した壁紙の書類準備などには時間を要しましたが、関係者の協力により無事、認証を取得することができました。

賃貸オフィスをリフォームするプロジェクトとしては、全国初の例となった今回の認証取得は、都会の一般的なオフィス移転に際しても、森林保全に貢献できる取り組みがあることを示す見本となるものです。
WWFジャパンではこうした取り組みが今後国内でも増えていくように、関心を持つ企業や施工業者に対し、情報提供を通じて支援したいと考えています。

FSCライセンス番号(FSC-N002174)

審査結果の概要

認定証はこちら

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