法人会員楯について


現在の木製会員楯は、2006年より、従来のガラス楯から変更をいたしました。その経緯をご紹介します。

WWFジャパンの法人会員楯

WWFジャパンでは、法人会員にご加入いただきました際には、会員証書とともに証書を入れる木製楯をお送りしております。2005年末までは、WWFジャパンの法人会員証はガラス製の楯でしたが、2006年の初めより現行のものに変更いたしました。

従来は、入会時にガラス製楯をお届けし、そのままずっとご使用いただいていたのですが、会員様からのご意見として、「毎年の会員更新に伴って変化があるものがいい」、あるいは「このガラスはWWFとして環境配慮にこだわったものなのか?」という声もしばしば寄せられていました。そこで、WWFらしさを表現できる会員証の作成に取組もう!と思い立ち、検討を開始したのでした。

会員証の方式について

会員証を刷新するにあたり、まず、方式について次の2パターンを考えました。
(1)会員証のみ
(2)会員証書+フレーム
会社の受付や応接室などに設置・掲載いただけるもの、そして毎年の更新が可能であるものを考えると、(2)のパターンが理想的です。そこで、(2)のパターンを念頭に材質選びを開始しました。

会員証の素材について

環境に配慮した材質として、すぐに浮かぶのが木材。木材は、鉱物からできているガラスなどと異なり、再生産が可能な素材です。つまり、木材の供給源である森林は、樹木の成長に伴い資源の蓄積を増やしていくので、成長量に見合った伐採をおこなえば持続可能な資源なのです。しかしそのためには、環境面・社会面・経済面から、森林を適切に管理する必要があります。そして、それを保証しているのが、WWFもその信頼性を高く評価している、FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)による認証材でした。

FSC認証材を使おう!

そこで、FSC認証製品を探すことにしました。しかし、残念ながら、既製のFSC認証製品で条件を満たすものがなかなか見つかりません。「証書フレームを FSC認証木材で作ることは無理なのか?」と少々のあきらめムードが漂ったそのとき、目にとまったのが、WWFの通信販売である「パンダショップ」で作成したFSC認証製品のカレンダー。その台座には、WWF山笑会賛助会員でもある堀内ウッドクラフトが作成した木材が使用されています。早速、FSC認証製品によるフレームの作成が可能なのかを堀内ウッドクラフトに打診しました。
先方から返ってきたのは、前向きなお返事。そこで、数回に及ぶ話し合いを重ねた結果、最終的なデザインを、木製の楯の中に紙の会員証を挿入する形状のものに決定しました。使用する木材は、FSCのFM認証(Forest Management:森林管理の認証)を取得した山梨県有林から生産されたヒノキ。それを、FSCのCoC認証(Chain of Custody:加工・流通の認証)取得業者である堀内ウッドクラフトが加工します。ガラス素材と比較すると、どうしても品質に多少のバラツキが出てしまいますが、それも自然素材がもつ独特の味といえます。使用する接着剤や塗料も、環境に配慮したものを使用していただきました。会員証書にも、FSC認証紙を使うことにしました。

トレーサビリティの明白な材質を、企業担当者もアピール

このように、一から十まで環境に配慮して作成されたWWFジャパンの法人会員楯。「大きな将棋の駒みたい…」とからかう人もいますが、「WWFらしさが出ていて、いいですよ」、「木の方が温かみがありますね」とのお声もいただいており、概ね好評です。なにより、トレーサビリティの明白な、適切な木材や紙を使うことで、受け取っていただいた会員企業の担当者の方でも、「ここで使われている木材はFSCで認証された山梨県のヒノキでして…」などと、お客様へのネタにもしていただいています。
是非一度、お手にとって見て下さい!

(C)(株)アセットリード/WWF 会員楯の設置事例

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