企業による資源の持続可能な利用


自然界のさまざまなサービスや資源により成立する企業活動。その基盤となる環境と資源を、どのように持続可能な形で利用し、事業自体も継続してゆくかが、これからの「グリーンエコノミー」を実現させるためのカギになります。WWFはそうした企業の取り組みを支援するとともに、そのための国際的な認証制度等の整備・推進を行なっています。

環境と企業活動の母体を守ってゆくために

企業活動は自然界のさまざまなサービスにより成立しています。
原材料としての木材や水産物、水資源、さらにこうした物質的なサービスだけでなく、洪水や土砂崩れといった災害も、自然環境の破壊や劣化に起因していることが少なくありません。

また、自然資源は再生産されるものですが、その再生の母体にまで影響する形で、過剰な利用を続ければ、いつか枯渇してしまいます。

持続可能な形での入手を実現するためには、利用のありかたを慎重に考え、長期的な視野に立った管理を実践してゆかねばなりません。

野生生の物を含めた農林水産物等の資源についても、現在取り扱い、消費しているものが、どれくらい持続可能な形で利用できているかを、自社のみならず、海外の生産地まで含めたバリューチェーン全体で、積極的に確認し改善することが必要です。

WWFはそうした企業の取り組みを支援するとともに、第三者による認証制度を利用した、客観的な立場からの評価と改善を行なうための、国際的な仕組み作りを行なっています。

自然資源の価値を適正に評価・管理することを通じて、自然(生物多様性)を守ると同時に、貧困撲滅に貢献する成長や雇用機会を生み出す、それが、WWFの目指すグリーンエコノミーです。

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(C)WWF-Canon/WWF-Switzerland/A. della Bella

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