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Report:2007年5月28日

赤土をめぐる環境モニタリング調査

(C)WWF Japan海底の砂を採取して中の懸濁物量を調べる調査です
 
(C)WWF Japan
海水をサンプリングし、濁りや栄養分の調査も行なっています

 サンゴ礁を脅かす問題を調査

 石垣島では、亜熱帯特有の大粒で激しい雨が降ると、むき出しの場所から土が削られて、赤土と雨が泥水となって流れ出します。
この泥水は、川を通じて海へと流れこみ、青い海を赤い海へと変えてしまいます。この赤くなった海の原因である「赤土」は、粒子がとても細かく、サンゴの上に積もり弱らせてしまいます。さらに、サンゴと生育環境をめぐるライバルともいえる海草(海藻)を繁茂させる、原因となっているといわれています。

 この「赤土問題」は、サンゴ礁が台風などでダメージを受けた後、回復しにくい状況を作り出しているとも考えられており、早急に解決しなければならない課題のひとつです。

 「しらほサンゴ村」では、2000年の夏季より、白保のサンゴ礁で季節ごとに、住民ボランティアの皆さんの協力を得て、赤土調査を実施してきました。この調査は、行政、農家、関係機関で実施している赤土対策の効果測定や、サンゴ礁への被害実態を明らかにすることを目的としています。

 5月13日と14日、28回目となる春季調査では、先月調査講習会を受講した方を中心に、5名のボランティアの協力をいただきました。
今回は梅雨入り前の調査となったため、際だって高いSPSS値(赤土汚染の指標となる数値)や、赤土が原因で白化したと思われるサンゴは確認されませんでしたが、轟川河口をとりまくように比較的広範囲で赤土による汚染が確認されました。

詳しい結果については、こちらのページをご覧ください。
http://www.wwf.or.jp/shiraho/lib/akatsuchi/

 この調査は今後も継続して行ない、赤土の状況だけでなく、水質の検査も実施して、白保地区に整備された下水処理場の効果や、影響が懸念されている新石垣空港建設との関連性も分析してゆくことにしています。そして、これらのサンゴ礁保全のための情報収集を進めながら、環境悪化の解決に向けた意見提言を行なっていきます。



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