WWFの活動
地球温暖化を防ぐ

概要地球温暖化とWWF

「地球温暖化」は、地球規模の気候の変動をもたらします。
陸、海を問わず、世界全体の環境が受ける影響ははかり知れません。

WWFは現在、地球温暖化を引き起こす二酸化炭素などの排出を抑え、地球の平均気温の上昇を、産業革命以前のレベルに比べて2℃未満に抑えることを目標にした活動を行なっています。

九州電力管内での自然エネルギー大幅導入は可能

2014/11/12「脱炭素社会」に向けたエネルギーシナリオ

九州電力管内での自然エネルギー大幅導入は可能

九州電力を含む電力各社の再生可能エネルギー接続保留問題。この問題をめぐり今、日本の電力系統システムがクローズアップされて...続きを読む

「2015年合意」に向け交渉は進むか 国連気候変動ボン会議(ADP2.6)始まる

2014/10/19国連気候変動会議

「2015年合意」に向け交渉は進むか 国連気候変動ボン会議(ADP2.6)始まる

2014年10月20~25日、ドイツのボンで国連の気候変動会議が開催されます。これは、2015年12月の合意を目指して進...続きを読む

九州電力の再生可能エネルギー接続保留に対し声明を発表

2014/10/03日本での地球温暖化防止

九州電力の再生可能エネルギー接続保留に対し声明を発表

2014年9月、九州電力は「再生可能エネルギーによる発電設備の接続申し込みを、9月25日から数か月間にわたって管内全域で...続きを読む

スタッフブログ該当記事

鳴門市で再生可能エネルギーのシンポジウムを開催します!

2014/11/17

鳴門市で再生可能エネルギーのシンポジウムを開催します!

こんにちは、温暖化担当の市川です。今月24日、WWFが徳島県鳴門市で取り組んでいるプロジェクトについて、現地で初めてと...続きを読む

チャリティ・ライブ「横浜ゴム LIVEecoMOTION with MTV」が開催されました!

2014/11/13

チャリティ・ライブ「横浜ゴム LIVEecoMOTION with MTV」が開催されました!

サポーター事業室の山吉です。 10月25日(土)、東京国際フォーラムにて、「LIVEecoMOTION」が開催されまし...続きを読む

環境に優しい地域をつくるには?鳴門でのプロジェクト進行中

2014/10/03

環境に優しい地域をつくるには?鳴門でのプロジェクト進行中

こんにちは! 温暖化担当の市川です。 6月に私たちの新たな自然エネルギーのプロジェクトが始まった徳島県鳴門市に行ってき...続きを読む

世界の「温暖化の目撃者」たち地図上のマークをクリックすると、目撃者情報が表示されます!

世界規模で進める地球温暖化の防止

地球の平均気温は、20世紀のわずか100年間で、約0.74度上昇したと言われています。0.74度というと、大した気温上昇ではないと思われるかもしれません。しかし、12万5000年前の氷河期と、現在の平均気温の差が、たった5度であることを考えると、その深刻さがわかると思います。

地球温暖化の最大の原因は、私たちが大気中に排出している温室効果ガス。石油や石炭など化石燃料を燃やすと発生する二酸化炭素はその代表ですが、これらの温室効果ガスは、大気中に太陽熱を閉じこめ、ちょうど温室のように地球全体を温める効果を持っています。

今も人間活動による二酸化炭素などの排出量は増加しており、その量は、地球全体の森林などの生態系が吸収できる二酸化炭素の量の倍以上となっています。このため、今後100年間に最大で6.4度の気温上昇が予測されています。たった今から、排出を削減していかなければ、地球の将来が危ういのです。

石油や石炭といった、エネルギー問題と深くかかわる地球温暖化問題は、各国それぞれの責任のあり方や、国内事情が大きく異なります。しかし、全人類が共有する地球の明日を救うためには、国際的に協力して、排出を削減していかなければなりません。

地球温暖化をくい止めるには、省エネルギーを推進し、石油や石炭に替わるエネルギー、すなわち太陽光や風力といったエネルギーを積極的に開発・利用していくことが必要です。

WWFの地球温暖化への取り組み

WWFは現在、温室効果ガスの排出を削減し、地球の平均気温の上昇を、産業革命以前のレベルに比べ「2度未満」に抑えることを目標にした活動を行なっています。

このために、世界各国にネットワークを持つ「WWF気候変動プログラム」では、地球温暖化を引き起こす温室効果ガスの排出量を大幅に削減する国際的な協定を、各国政府と産業界、金融セクター、そして一般市民から引き出すことができるよう、世界各地で活動を展開しています。

「京都議定書」と、その後に続く排出削減の「将来枠組み」の交渉

2008年から京都議定書の第一約束期間が始まりました。京都議定書とは、加盟国している先進国全体で「2008年から2012年までの間に、1990年時点の排出量から5%排出削減する」という国際協定です。

WWFでは、まずこの京都議定書の約束を、各国がきちんと果たし、そして、2013年以降に、京都議定書を軸としたさらに大幅な削減を確実にする枠組みに世界が合意するよう、働きかける活動を展開しています。

「地球温暖化の影響」調査と、「適応」

異常気象による被害や海面上昇による海岸浸食、北極圏の氷の激減など、温暖化の悪影響は、すでに世界各地に現れています。WWFでは、この温暖化の悪影響に関する調査を行ない、「温暖化の目撃者」や、「ホッキョクグマの衛星追跡調査」などを通じて、温暖化の脅威を広く伝え、社会の意識を変える活動を、率先して行なっています。

また、「適応」のための取り組みも行なっています。「適応」とは、温暖化の悪影響に対する抵抗力をつける活動のことです。

温暖化の悪影響は、経済発展がまだ初期段階にある途上国ほど、強く受けています。歴史的に見ても、現在起きている温暖化の原因となる二酸化炭素を、ほとんど排出してこなかった、それらの国々の多くは、温暖化の脅威に適応する十分な技術や資金を持ちません。従って、温暖化を引き起こしてきた大きな責任を負う先進国が、これらの国々を支援する必要があります。
WWFでは、適応に関する調査を世界各地で行ない、国際交渉の中で、途上国に対する適応の支援が組み込まれるよう働きかけています。

将来のエネルギー構想:「エネルギー効率改善」と、「エネルギー転換」

温室効果ガスの排出を削減するには、世界全体のエネルギー供給の方法を、根本的に変革する必要があります。エネルギーの効率を飛躍的に高め、温室効果ガスを排出しない再生可能エネルギーの供給を、世界各国で大幅に増加しなければなりません。

そして、いまだに電気を使わない生活をしている、多くの途上国の人々のための、持続可能な開発を進めながら、エネルギー転換を世界的に達成していく必要があります。

WWFでは、先進国、新興工業経済途上国を中心に、世界各国のエネルギー事情を調査し、それぞれの国で達成可能なエネルギー源のバランスを提案し、推進する活動を行なっています。また炭素固定貯留など新たに推進される技術については、環境効果と悪影響防止の観点から、調査や監視などを行なっています。

脱炭素社会へ向けた「炭素市場(カーボンマーケット)」

温暖化を防止するためには、個人の善意や、暮らしの中の省エネなどの、自主的な取り組みに頼るだけでは不十分です。温室効果ガスの排出を大幅に削減し、脱炭素社会へと変革するには、社会の中に「炭素を排出するにはお金がかかる」という、経済的な仕組みを作り、普及させていくことが不可欠です。

京都議定書で定められた仕組みの中にある「クリーン開発メカニズム」は、途上国におけるCO2排出量を減らすプロジェクトに、先進国が投資する手法などが組み込まれており、世界的に炭素市場が広がっています。

WWFは、健全で効果的なプロジェクトを市場が確実に支持するよう促す新しい仕組み「ゴールドスタンダード」を打ち立てました。これは、省エネルギーや再生可能エネルギーなど、温室効果ガスの排出削減を確実に促進し、しかもプロジェクトが実施されるホスト国の「持続可能な開発」に役立つプロジェクトを認定するプログラムです。認定というラベリングの手法を用いることで、これらの有効なプロジェクトが、炭素市場で高い価値をもち、普及していくことを目指しています。

また、排出を削減して、その排出枠を取引する「排出量取引制度」も世界に広がり始めています。WWFでは、「二酸化炭素の排出を削減するものが、経済的に得をする」一つの仕組みとして、炭素市場の健全な育成を促し、大幅な削減を可能にする社会への変革を推進する活動に取り組んでいます。

企業へ普及啓発と協力

企業による経済活動が主要な原因である地球温暖化を解決してゆくためには、世界の企業の意識を変えることが不可欠です。

WWFでは、先進的な環境対策を進めている、世界のさまざまな企業に対し、積極的な温室効果ガスの排出削減を呼びかける、「クライメート・セイバーズ・プログラム」を展開しています。このプログラムへの参加企業は増え続けています。そして、これらの企業と協力し、企業として発展しながら野心的な総量削減目標を達成していることを実証しています。

また、国民や消費者としての、一般の市民からの要請は、企業や国の行動を変える大きな力になります。WWFでは、温暖化が生物多様性に与える影響などについて調査し、その結果などを世界的に知らせることで、民間から、政治や経済の世界を動かすための声をあげてゆく活動を行なっています。

森林減少防止活動推進

途上国における違法伐採や焼畑農業などが引き起こす森林の減少は、地球温暖化を進める大きな原因の一つ。今や世界全体の二酸化炭素の排出量の4分の1が、この森林破壊によって占められています。

世界の貴重な森林の保全は、地球温暖化の防止という視点からも、急務とするべき活動です。WWFでは、気候変動と森林のチームが協力して、森林減少の調査を行ない、その防止の国際的枠組みの構築に向けて活動しています。

WWFの活動

国際的な地球温暖化防止

WWFは地球温暖化防止にかかわる国際会議に、必ずスタッフを送り込み、国際ネットワークを活かしたロビー活動を展開しているほか、地球温暖化に苦しむ途上国の人々の声を代弁し、世界に向けてその被害の実情を訴えています。

日本での地球温暖化防止

石油や石炭に大きく依存した、今のままの社会のあり方では、地球温暖化を止めることはできません。地球温暖化を防止するためには、この社会のあり方を徐々に変えて行くこと、すなわち、より二酸化炭素の排出が少ない「脱炭素化」の方向を目指してゆくことが必要です。

企業との地球温暖化防止

WWFは、地球温暖化防止に積極的な姿勢を見せている世界の企業と協力して、実質的なCO2の排出削減と、それを新しいビジネスの展開に結び付けてゆくことをめざしたプログラムを行なっています。

地球温暖化の影響を追及する

地球温暖化は、日本も含めた少数の国々から大量の温室効果ガスが排出されることによって引き起こされています。しかし、その影響は世界全体におよび、排出量の少ない国々が、その被害を受けています。

こんな問題が起きています