危機にさらされる「森の住人」
マレー語で「森の住人」という名を持つオランウータン。
オランウータンは、ボルネオ(カリマンタン)島とスマトラ島の、豊かな熱帯の林にだけに生息している大型類人猿です。
オランウータンは現在、生息地である熱帯の森の急速な消失によって、絶滅の危機に瀕しています。
オランウータンの個体数は、過去100年の間に、およそ90%以上も減少したと見られています。その主な原因は、違法伐採や農地開拓などによる生息地の減少。また、ペットにすることを目的とした、違法な密猟や密輸なども大きな脅威です。
熱帯の森とオランウータンを守る
WWFはこれまで、インドネシア、およびマレーシアで、オランウータンの保護活動を、地元の人々と協力をしながら行なってきました。
その活動は、現在残るオランウータンの生息地を結びつけ回復させる「回廊」造りや、政府機関に対する新しい保護区の設立要請、そして、密猟や密輸の防止活動など、多岐にわたります。
オランウータンを保護することは、生息地である豊かな熱帯の森と、そこに生息するさらに多くの野生生物を守ることにつながります。WWFは、熱帯林の自然を広く保全する取り組みの一環として、オランウータンの保護活動に取り組んでいます。
REFERENCES
- Wanted Alive! Great Apes in the Wild (WWF 1997 Species Status Report)
- The New Encyclopedia of Mammals (Oxford University Press)
- レッドデータアニマルズ(5)東南アジアの島々(講談社)
- WWFパンダニュース 2000年春号/2003年春号
- WWF International flagship Species/Orang-utan
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