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地域のエネルギーを考えよう!鳴門市で自然エネルギーシンポジウムを開催

2014年11月24日、徳島県鳴門市で、自治体、地域の活動団体とWWFが協同で進めている自然エネルギープロジェクトの、初めてのシンポジウムが開催されました。このシンポジウムでは、再生可能な自然エネルギーを導入すべきその理由である、地球温暖化についての知見を深めると共に、地域がどのようにその解決に貢献しながら、活性化を図ることが出来るかについて、議論を交わしました。

地域による地域のためのエネルギーを目指して

2014年6月、徳島県の鳴門市で、地域が主体となった再生可能な自然エネルギー普及のための新たなプロジェクトがスタートしました。

これは徳島市と徳島地域エネルギー、環境首都とくしま創造センター、WWFジャパンの4者によるプロジェクトで、地域に合った形での再生可能エネルギーの普及方法を模索するべく、その後、数回にわたり協議を重ねてきました。

このプロジェクトのメインは、地域が納得できる形で、再生可能エネルギーの適地を見出すための「ゾーニング」と呼ばれる作業です。

風車にしても、太陽光パネルにしても、ただ発電効率のみを追求するのでは、地域社会に不便をもたらしたり、貴重な自然環境を損なってしまう恐れがあります。

「ゾーニング」は、そうした地域に紐づいたさまざまな情報を集積し、検証するための重要なステップとなるものです。

また、このためには、地域に実際に在住している市民の方々の意見にも耳を傾け、集約する必要もあります。

今回、鳴門市で開かれたシンポジウムは、そのための機会として企画、開催されたものです。

初めてとなるシンポジウムの開催

プロジェクトとして、一般の方々を対象に初めての開催となったこのシンポジウム『再生可能エネルギー導入による鳴門の活性化と温暖化対策』は、2014年11月24日、徳島県鳴門市の「うずしお会館」で開かれました。

冒頭、鳴門市の泉理彦市長より、自然エネルギー普及の可能性を検討していくことについてお話があり、プロジェクトの実現に向けた、自治体の強いリーダーシップが示されました。

また、基調報告では、地球温暖化に関する現状について、環境省地球環境局総務課低炭素社会推進室の瀧口博明室長より報告があり、再生可能エネルギーの普及がなぜ求められるのか、その背景について説明がありました。

続く基調講演では、NPO法人北海道グリーンファンドの鈴木亨理事長が登壇。 「再生可能エネルギー導入による地域活性化」というテーマで、実際に各地で市民風車を手掛ける実践者の視点からの経験や事例の紹介が行われました。

後半のパネルディスカッションでは、地元の自治体関係者や事業者、環境団体、地域の活動団体が参加して議論を交わし、地域での再エネの取組みがどのように地域貢献に寄与できるかを模索しました。

写真提供:エコ・コンソーシアムなると

市民参加でエネルギーの未来を拓こう

この日の参加者は70名あまり。
あくまで、市民の方々に向けた情報発信のためのシンポジウムではありましたが、大手メディアの取材もあり、主催側の予想を大きく上回る反応を得ることができました。

今後は、こうした情報の発信だけでなく、市民の皆さんとの対話の機会を重ねながら、市の取組みに対し、積極的にご意見やアイディアを述べていただけるよう、双方向での参加と協力の場を築いていくことが、プロジェクトの重要なポイントになります。

地域が参画するための第一歩となった、今回のシンポジウムを皮切りに、地域が主体性をもって再生可能エネルギーの普及について考え、行動していけるように。

WWFジャパンは、鳴門市をはじめとする地域のさまざまな主体と協力しながら、取り組みを進めて行きます。

イベント概要

名称 エコ・コンソーシアムなるとシンポジウム 「再生可能エネルギー導入による鳴門の活性化と温暖化対策」
日時 2014年11月24日(月祝)13:00~16:30
場所 うずしお会館2階 第1会議室(徳島県鳴門市撫養町南浜字東浜165 番地10)
プログラム ●基調報告「地球温暖化と対応策」    瀧口博明 氏(環境省地球環境局総務課低炭素社会推進室室長) ●基調講演「再生可能エネルギー導入による地域活性化」    鈴木亨 氏(NPO法人北海道グリーンファンド理事長) ●パネルディスカッション  「再生可能エネルギー導入による鳴門市の活性化と温暖化対策に向けて」
参加費 無料
主催 エコ・コンソーシアムなると(鳴門市、鳴門商工会議所、大麻町商工会、徳島大学、鳴門教育大学、(一社)徳島地域エネルギー、(公財)WWF ジャパン、環境省中国四国環境事務所、環境首都とくしま創造センター)

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