WWFジャパンの通信販売「パンダショップ」では、この春、オリジナル商品として、人と環境に配慮したサッカーボールの販売を開始しました。労働者の権利や福祉に配慮した「フェアトレード」と、森林を保全する「持続可能な林産物の利用」の組み合わせによって誕生したこのボール。WWFでは、サッカーというスポーツを通して、人の暮らしの幸せと地球環境を考えようと呼びかけています。
サッカーボールの現実
2010年6月11日、FIFAワールドカップが開幕します。
しかし、世界中がサッカーで盛り上がるその裏には、サッカーをめぐる悲しい現実があることをご存知でしょうか。
世界で使われるサッカーボールの多くが、インドやパキスタンに住む子供たちの安い労働力を頼りに製造されているのです。
「サッカーなんてしたことない」という貧しい少年労働者たちは、10センチもある2本の針を繰り、五角形や六角形の革片を縫っていきます。
硬くて厚い材料を縫い合わせるのは、小さな子どもの手には大変な作業ですが、その報酬はボール1個でたった30円ほど。女性を含む大人の労働者も、基準をはるかに下回るような低賃金で長時間労働を強いられています。
誕生したパンダのボール
そこで、WWFジャパンは、ワールドカップが開催される2010年、オリジナルの特別商品として、パンダロゴの付いたサッカーボールを制作、販売を開始しました。
このボールは、フェアトレード商品を紹介するNPO「わかちあいプロジェクト」の協力により、フェアトレードの基準に沿ってパキスタンで作られているものです。ボール1個につき約100円の奨励金がパキスタンの生産者に支払われ、現地で主に医療活動に使われます。
さらに、このボールの内側に使われているゴムにも、環境に配慮した素材を使っています。
このゴムは、地域社会や森林環境に配慮して生産されたことを証明する、国際的な認証機関FSC(森林管理協議会)の認証を得ています。
ゴムはスリランカ産で、乱伐などが行なわれない、持続可能な形で適切に管理されている森から採取されています。つまり、森の環境の破壊につながる心配のない製品なのです。
サッカーというすばらしいスポーツを通して、パンダボールで人々の幸せと地球環境のことを考えてほしい。
その願いをこめて、WWFジャパンでは通信販売「パンダショップ」で、このフェアトレード&FSC認証ボールを販売しています。
関連情報
パンダのサッカーボールについて、くわしくはこちら
記者発表資料
2010年6月10日 環境にやさしいパンダボールで、人も地球も幸せに
通信販売「パンダショップ」のサイト
フェアトレードとFSCのダブル認証付き。WWFジャパンオリジナル商品です。
大のサッカーファンで、自らもヘディングの記録を持つ環境コンサルタントのペオ・エクベリさんとパンダショップのスタッフ。
「私も愛用しています!」と、エクベリさん。「本当に素晴らしいボールです。とても「エコカシコイ」商品と思います。コミュニケーションツールとしてもnearly perfectな商品ですね!」
エクベリさんのプロフィールはこちら
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