ボルネオオランウータン

学名： Pongo pygmaeus pygmaeus
目 / 科： 霊長目 / ヒト科
IUCNレッドリスト：
絶滅危機種 ＞ 近絶滅種(CR)
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マレー語で「森の人」という意味の
オランウータン。類人猿の中で
唯一アジアに生息しています。

《 動物園では・・・ 》

オレンジ、リンゴ、バナナといった果物を中心に、サツマイモやニンジンなど野菜類も食べています。

《 野生では・・・ 》

東南アジアのボルネオ島に生息しています。生活はほぼすべて木の上。野生のマンゴーやドリアンなど果実を好んで食べます。そんな彼らが絶滅の危機に瀕している理由は…

生息地破壊
紙の原料となるアカシアやユーカリの木の植林や、チョコレートや洗剤などの原材料になるパーム油を生産するためのアブラヤシ農園の拡大によって、生息地の森が破壊・分断されています。オランウータンは木から降りない動物なので、森が分断されると生きていけなくなります。

密猟
オランウータンの子どもは、ペットとして高い値段で取引されています。現在、オランウータンの狩猟や輸出入は禁止されていますが、法律の目をくぐっての密猟や密輸が絶えません。しかも、オランウータンの子を手に入れるためには、母親を殺すことがほとんどです。そうして捕まえた子どもも、輸送の途中で死んでしまう場合が少なくありません。