セイコーエプソン × WWF
インターナショナル・コーポレート・
パートナーシップ
世界の森林の保全と
回復に向けた
パートナーシップ
世界の森林の保全と回復に向けた
パートナーシップ
2023年3月、WWFとセイコーエプソン株式会社は、
世界各地の森林の保全と回復に向けた
3年間のインターナショナル・コーポレート・パートナーシップを
開始しました。
このパートナーシップは、
電機精密業界における日本企業としては初の試みです。
2026年からの第2フェーズでは、
これまでの取り組みや成果を基盤として、
2030年までに
生物多様性の損失を食い止め、回復へと転換する
という国際的な目標である「ネイチャーポジティブ」
の実現に向けた協働を強化する予定です。
インターナショナル・ コーポレート・ パートナーシップとは?
WWFと企業とのパートナーシップは、
共通の環境課題の認識とその解決に向けた目的に基づき、
WWFとパートナー企業の二者間で、国際的な規模で、
- 1 持続可能な事業活動の実現
- 2 社会への環境コミュニケーション
- 3 WWF自然保護プロジェクトへの資金支援
の3分野を含む協働を行うものです。
© Andre Dib / WWF Brazil
© WWF Japan
© WWF Japan
本パートナーシップを通じて、エプソンはいくつかの「森林破壊の最前線(*1)」の現場でWWFが実施する森林保全活動や自然回復のための活動への支援を実施しています。また、持続可能な社会の実現をともに目指すため、事業における森林資源(紙)の責任ある利用を推進。さらに、自社サプライチェーンにおける自然資源の持続可能性向上に着手し、アジア企業で初めて、WWFの森林保全のための企業プラットフォーム、フォレスト・フォワード( *2)に参加しました。
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- (*1)森林破壊の最前線
- 森林が急速に失われ、かつ残された森林もさらなる減少の危機にある場所を意味するもので、2021年1月にWWFが発表したもの。本報告書によれば2004年から2017年の間に世界24カ国の「森林破壊の最前線」で4300万ヘクタール以上の森林が消失した。
詳しくは WWFジャパン:「森林破壊の最前線」最新報告書を発表
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- (*2)フォレスト・フォワード
- WWFのフォレスト・フォワードは、企業、地域社会、その他の主要な森林関係者などのステークホルダーと、自然、人、気候のために森林の価値評価、管理、保護、回復のあり方を変革することを目的としたプログラムです。 詳しくは https://www.worldwildlife.org/initiatives/forests-forward
WWFジャパンの実施する 森林保全プロジェクト
東南アジアや南米などの森林減少の現場で、
森林生態系の保全や、森林減少の要因となっている農林畜産物を
持続的な生産へ転換する試みを行っています。
- 1 タイ
- トラの生息地の森林を農地拡大や密猟から守る
- 2 スマトラ島 インドネシア
- わずかに残る森林を農地拡大や密猟から守る
- 3 ブラジル
- 70ヘクタールの荒廃した放牧地などに森を回復させる
東南アジア
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タイ
© KWCI / WWF-Myanmar
© Hkun Lat - WWF Myanmar
タイ北西部に広がる山岳地帯にはインドシナトラやアジアゾウ、インドシナヒョウなどの絶滅危惧種が生息するアジア最大規模の自然の森が残されています。タイでは、国立公園・野生動物・植物保護局、地元の学校と協働し、保護区でのパトロールや教育活動、分断された野生生物の生息地をつなぐコリドー(回廊)形成などに取り組んでいます。
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スマトラ島
© James Morgan / WWF-International
© WWF Japan
インドネシアのスマトラ島では、かつて島全体を覆っていた熱帯雨林が、この100年間に急激に失われてきました。とりわけ、減少が著しいのは、島の東部に広がる低地の熱帯雨林で、紙パルプやパーム油を生産するために広く失われ、過去30年間で43%減少。合わせて密猟が追い打ちをかけ、スマトラトラは激減しました。
そこで、スマトラ島では、残された森をつなぎ、森同士の接続性を高めるため、保護区と保護区の間の地域で森林再生(植林)を行っています。次の世代を担う子供たちが、持続可能性に関する知識や意識を高め、実践していく力をつけるための環境教育を実施しているほか、小規模農家への持続可能な農業のための支援も拡大させてゆきます。
南米
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ブラジル
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© David Lawson / WWF-UK
© Isis Mei Medri / WWF-Brazil
© Merijn van Leeuwen/
WWF-Netherlands
© Jody MacDonald / WWF-US
アトランティック・フォレスト
もともと南米大陸の東海岸に3,000km以上にわたって広がり、生息する生物の40%が固有種であったこの地域は、ヨーロッパからの入植者の到来以来、人間が住むための開発が続けられてきました。木材、パルプ・紙、サトウキビ、牛、大豆などさまざまな農林畜産物の生産が拡大し、残された森林は小さく点在するのみとなっています。
この地域では、2009年に制定された「アトランティック・フォレスト再生協定」により、360以上の団体からなる一つの大きな運動が生まれ、全体を見渡した計画に基づき体系的に森林再生が行われています。WWFは、この設立メンバーの一員として、土地所有者や協力企業に呼びかけ、2030年までに150万ヘクタールの森林を再生することを目標に取り組んでいます。
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