WWFジャパン

2025年6月、セイコーエプソン株式会社(以下、エプソン)が、アジアの企業として初めて、WWFの企業参画型プラットフォームであるフォレスト・フォワードに参画することが発表されました。

WWF インターナショナル:Epson joins Forests Forward to improve its forest footprint and help conserve forests(英語のみ)

フォレスト・フォワードは、林産物や農産物を生産もしくは調達して利用する企業が、森林減少の防止やより適切な森林管理への改善、木材や紙製品などの調達などにおける持続可能性の追求を、WWFと協働で実施するプラットフォームです。その運営はWWFインターナショナルによって行われており、グローバルにビジネスを展開する木材関連や製紙関連の企業など、エプソンを含め世界の26社がこれに参画しています(2025年6月時点)。

WWFインターナショナル:Forests Forward Seiko Epson Corporation(英語のみ)

2023年3月より始まった同社とWWFのパートナーシップでは、
の3分野を含む協働が進められています。
WWFは、プリンターをはじめとする紙を使う機器の製造・販売事業をグローバルに展開するエプソンが、責任ある森林資源の調達の重要性を理解し、責任を果たしてゆこうとすることにより、世界の森林とそのサプライチェーンの事業者に大きな正のインパクトがもたらされると期待します。
調達物のサプライチェーンを確認し、持続可能性を高めることは決して容易なことではないものの、2025年末より施行される「EU森林破壊防止法(EUDR)」に象徴されるように、気候と生物多様性という二大国際潮流のなかで、かつてない注目を集めています。エプソンとWWFは本パートナーシップを通じて、持続可能な社会の実現のための取り組みを継続してゆきます。

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