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シーフードガイド
ガイドの使い方

海に優しい魚を選ぼう

シーフードガイド
とは?

WWFでは、日本で身近な魚や貝について、サステナビリティ(持続可能であること)の側面から、どのような状況にあるかを評価した結果を、「シーフードガイド」として示しています。
HOW TO USE

ガイドの
見方/使い方

ガイドの見方
ガイドの使い方
KEYWORD
サステナビリティとは?
水産資源は、獲りすぎたりしなければ、数が激減したり、絶滅してしまうことなく、自然のサイクルに従い、再生産され、その数は維持されます。「サステナビリティ」(持続可能であること)とは、このようなサイクルが続くことをいいます。
また、この自然のサイクルを壊すことなく、海の環境を守りながら漁業や養殖業を行うことによって、将来の世代も今の世代と同じように、海の恵みを受け続けられることも指しています。
サステナビリティの
5段階評価
サステナビリティの評価結果は、5段階で、5つの色に分けて示しています。
緑の評価は高く、赤に寄るほどサステナビリティの評価は低くなります。
サステナビリティ評価
は何を見ているか(評価する項目)
魚のサステナビリティは、どのように評価しているのでしょうか。
「天然」
水産資源のチェックポイント
水産資源の状態
資源量はどのくらい?
  • 資源の状況
  • 漁獲圧
生態系への影響
他の生きものへの漁業による影響は?
  • 絶滅危惧種への影響
  • 混獲の有無
  • 魚の投棄の有無
管理体制
漁業はきちんと管理されている?
  • 適切な管理システムの適用と運用
「養殖」
水産資源のチェックポイント
資源の利用
稚魚やエサ魚は獲りすぎていない?
  • 稚魚の由来(天然種苗、人工種苗)
  • エサ魚の使用量
  • エサ原料の持続可能性
環境と地域社会への影響
周囲の環境や生きもの、地域社会への影響は?
  • 水質汚染
  • 病気拡大
  • 労働問題
管理体制
養殖業はきちんと管理されている?
  • 適切な管理システムの適用と運用
POINT
「サステナビリティ評価」と
「認証」の考え方の違い
  • サステナ
    ビリティ評価
    ある魚種・漁場・漁法の一般的な状況をWWF 独自の手法で採点評価
  • MSC/ASC
    認証
    特定の漁業/養殖業を、基準に従って、審査員が審査
サステナビリティ評価が低くても、個別の漁業/養殖業においては認証が取得できている、というケースがあります。つまり評価の信号が赤色でも、MSC/ASC認証ラベルが付いていれば選んで問題ありません。

WWFは、現在、水産物のサステナビリティを最も高い水準で担保した上で、エコラベルを国内外で普及させている認証制度として、MSC/ASC 認証を推奨しています。