海を守るレストランが、調達方針を発表!


広報の松岡です。
関東地方は台風一過で久々の晴れでしたが、秋の陽気を楽しめる間も少ない日が続きますね。

秋は魚の美味しい季節でもありますが、近年では今が旬な身近な魚も「獲り過ぎ」により数が減り、中々獲れない状況が懸念されています。

そんな折、とても良いニュースがありました!

今年5月に東京でオープンした日本初のサステナブル・シーフードのレストラン「BLUE」が、材料として仕入れる魚やエビなどの基準を示す「調達方針」を発表した、というものです。

基準の1つ目の条件は、「海のエコラベル」として知られる、MSCとASCの国際認証を取得した、環境に配慮したシーフードを素材として使用すること。

2つ目の条件として、それで賄いきれない分は、WWFジャパンの「さかなガイド」での評価が「グリーン」なものか、MSC、ASCの認証取得を目指して漁業改善に取り組む生産者が生産したものを使用すること。

いずれも日本の飲食店として例のない厳しく、先駆的なルールを定めています。

料理の材料として使える魚の種類や量が制限されたり、コストも大きくなる難しさはあったと思いますが、「海の自然とその恵みに配慮した水産物のみを仕入れる」という決意が、この調達方針には込められています。

今後より多くの人がこのようなレストランで食事をすれば、それが海を守る活動の支援にも繋がります。

機会がありましたら是非、皆さんも、食事に行ってみてくださいね!

「BLUE」のMSC認証・ASC認証シーフード使用のメニューとお料理。WWFジャパンも今回の調達方針の策定にはアドバイスを重ねてきました。

BLUE Seafoodの店。10月に改装したばかりで壁には「We make future not dishes(私たちが作るのはただの料理ではなく、未来)」の文字も。

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マーケティング室(遺贈相談担当 ドナーアドバイザー)
松岡 永里子

学士(国際教養学)。広報代理店、海外WWFのウミガメ保全現場アシスタントを経て、2016年にWWFジャパンの広報メディア担当として入局。2018年より新設の遺贈担当に転向。
動物が好きで、もともとWWF個人会員でした。終活もまずは実践!と28歳で初めて自分の遺言書を作成、何度か書き換えの上、法務局に保管しています。おひとり、おひとりのお気持ちやご事情を伺い、同じ目線に立って相談をお受けしています。初めてでも、大丈夫です!先ずは雑談からでも、安心してご相談ください。

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