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北アフリカのウナギに黄信号!

2017年8月 3日|白石

トラフィックの白石です。
土用の丑の日を前に、スイスのジュネーブで開催されたワシントン条約の第29回動物委員会に出席してきました。

約3年に一度開催されるワシントン条約の締約国会議。ワシントン条約は、絶滅のおそれのある野生生物を附属書に掲載し、国際取引を規制する国際法ですが、これを実行するためには、各締約国による国内法の施行がとても大切です。

その施行をさまざまな形でサポートしているのが、条約の各種委員会、事務局、NGOなどの関係者です。その中でも、動物委員会・植物委員会は、科学的・技術的な助言を提供する重要な役割を担っています。

会場の様子。動物委員会には過去最高となる約300人が出席していました。

今回の動物委員会でも、飼育繁殖やサメ、カメなどの議題について議論が行なわれました。

その中にはウナギの議題も!

実は、過去数年、北アフリカの国からヨーロッパウナギが大量に輸出された記録があり、輸出許可書の出し方に問題があるのではないか?との疑惑が持たれ、要注意の種の一つとして取り上げられることになったのです。今後、それらの国の対応に問題がないのかが検討されることになります。

2009年から附属書Ⅱに掲載され、輸出入が規制されているヨーロッパウナギの密輸は、年々世界的に問題視されるようになっていますので、今回のことが、問題解決に向けた大きな一歩になると期待しています。

スイス・ジュネーブの大噴水。最高気温が30度を超える日も多く、暑かったです。

北アフリカの国からウナギが日本に直接輸入されることは多くはありませんが、他国で養殖されたヨーロッパウナギが最終的に日本に輸入されることで、間接的に日本が違法取引に加担する可能性もあります。

ヨーロッパウナギの保全に協力するためにも、製品の種表示の義務化やDNA検査の実施が必要な時期に来ているのではないかと思います。

関連情報

ヨーロッパウナギ

カテゴリ: トラフィック , 白石

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