アムールヒョウに新しい家族が増えました!


※2023年6月26日をもって、WWFロシア(Vsemirnyi Fond Prirody)はWWFネットワークから離脱しました。

こんにちは、広報室の山本です。
日本からもほど近いロシア沿海地方の森から、アムールヒョウの仔たちの可愛らしいニュースが届きました!

アムールヒョウの全生息域の60%をカバーする「ヒョウの森国立公園」。

ここで、8頭の母ヒョウと16頭もの仔ヒョウたちの姿が確認されたのです!

かつては30頭前後まで減少してしまったアムールヒョウは、現在は保全活動の成果もあり70頭ほどまで回復しましたが、まだまだ絶滅の危機を脱したとは言えません。

そうした中で、新しい家族が調査により確認できたことは、本当に嬉しい知らせです。

今回、この親子たちの姿を捉えたのは、赤外線センサーでシャッターがおりる自動撮影カメラ(カメラトラップ)でした。

現在、WWFはロシア政府やWCSなどの民間団体の協力の下、「ヒョウの森国立公園」を中心とする3,000平方キロの山林にカメラトラップを設置し、ヒョウの個体数や行動、生息範囲を調査しています。

メスの仔ヒョウ、もふもふの前足がたまりません!仔ヒョウたちは、時おり顎を上に上げる仕草を見せており、これはとってもご機嫌な証なのだそう

母親のウムカ(Umka)と3頭の仔ヒョウ(動いてしまって1頭は少し見えづらいですが...)3頭が同時に育つのは、とても珍しいことです。

「こうやって新たな命が次々とはぐくまれてゆくというのは、私たちが年月をかけて政府や民間団体と共に取り組んできた活動の成果でもあります。

ヒョウたちも新しい家族が増えてとても喜んでいるように見えます」と、WWFロシアアムール支部代表のユーリ・ダーマンはいいます。

今年の夏には、2015年の個体数調査と最新の調査結果を反映させた、アムールヒョウの推定個体数が発表される予定です。

前回の調査結果だった70頭がどれくらい増えているのか、今から楽しみです。

たとえ小さくても、活動の成果が数字となって現れることを期待し、アムールヒョウたちが未来に命を引き継いでいけるように。

私たちも日本から支援を続けてゆきたいと思います。

【関連情報】

WWFロシアのユーリ・ダーマン。長年にわたり、ヒョウの保護に携わってきました

カメラトラップ。フィールド調査の強力な装備です。

【関連動画】

 

この記事をシェアする

WWFジャパン ブランド・コミュニケーション室 メディア グループ長
山本 亜沙美

大学時代の専攻していた海洋生物学をきっかけに、絶滅危惧種や環境保全活動に興味を持ち始める。2005年卒業後、米セントラルフロリダ大学院にて生物学を学び、2007年に卒業。卒業後、航空会社にて運行管理のオペレーション業務に携わった後、2010年にWWFジャパン自然保護室アシスタントとして入局。2013年より広報・プレス担当として、取材対応、記者発表などをはじめとしたメディアリレーション、イベント企画・運営などに携わる。2018年7月からメディアグループ長として、広報全般・WWFジャパンのブランドコミュニケーションを担当する。

海洋生物学が専門のリケジョな広報プレス担当です。人の心に響くものはいつの時代も変わらずですが、今は伝える手法が多様化しつつあります。情報のトレンドを追いかけ、常に一歩引いた視点で物事を見るように心がけています。休みがあればスクーバ&スキンダイビングをしにどこかの島に行っています♪

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP