徳島のプロジェクトパートナー団体に電気自動車の支援!


こんにちは 温暖化・エネルギー担当の市川です
私たちが徳島県で進める再生可能エネルギーの導入支援プロジェクト。そのプロジェクトのパートナー団体さんに、頼もしい助っ人が加わったニュースをお届けします!

日産自動車のEV(電気自動車)「e-NV200」です!

今回、日産自動車よりWWFを通じたご支援を頂けることになり、私たちの現地のパートナー団体である「徳島地域エネルギー」さんに無償貸与され、その活動に生かされることになりました。

徳島地域エネルギーさんは、再生可能エネルギーの導入事業やコーディネート、情報発信に取り組む、「エネルギー事務所」ともいうべき活動を行なっている団体です。

今回貸与されたEVは、フルに活用される予定で、まずは同県の佐那河内村にある再生可能エネルギー施設の視察、点検に使う予定とのこと。

この視察は、一般の人もお連れして年間数十回行なわれているそうなので、これが全てガソリン消費ゼロで出来る!というのは、すばらしい「低炭素化」になります。

さらに、EVの電源を光源・熱源として活用し、佐那河内の豊かな自然環境を学ぶ夜の野外学習なども企画されています。

また、視察に使われていないときは、山間部にある佐那河内村の「地域の社会福祉事業」の一環として、高齢化が進むこの村で、なかなか買い物にいけない方々を支援する地元の社会福祉協議会さんに貸出して、買い物サービスなどに活用されるということ。

さらに、いずれはその充電に、現地にある太陽光発電の設備を使うそうです!

ここでご紹介するだけでも、さまざまな活用の形がありますが、本当にアイデア一つで実現できることが多くあることを教えてもらった気がします。

EVを活用した、身近で出来るこうした取組み、これからもドンドン増えてくるといいですね!

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自然保護室(気候・エネルギー)
市川 大悟

学士(農学)
準学士(機械工学)
高等専門学校で機械工学を専攻後、大学で環境学を修了。卒業後は工学分野の知識を活かし、環境分野とも関わりの深いエネルギー分野のエンジニアを経て、2012年にWWF入局。以降、再生可能エネルギーのプロジェクト担当者として活動。

子どもの頃にどっぷり遊び漬かった田舎の原風景。その自然をこれからも残したいと考えてWWFに。元は畑違いのエンジニアですが、逆に培った工学の経験と環境の知識を糧に、エネルギー面から環境問題の解決に貢献したいと考えています。主な活動は、地域での再生可能エネルギーの導入を手助けすること。モデルプロジェクトの組成や、合意形成の援助、国の制度を変えるための政策提言などを行っています。
人と自然が共存できる社会を、皆さんにお見せできるよう、これからも頑張っていきます!

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WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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