横浜市長、林文子さんの新刊『ちょっとした'気配り'で仕事も人間関係もラクになる!』を読みました!


私は横浜在住なのですが、地元にすばらしい憧れの方がいらっしゃいます。

女性が働くことが厳しかった時代から、凄腕の営業ウーマンとして活躍し、売上No.1の支店長に、会社の社長に、そして今や横浜市長となった林文子さんです。

その林市長がこの6月、新しい本を出版されました。

これまでのキャリアの中で実践し、道を切り拓いて来られたカギはどこにあったかを、ご自身の言葉で存分に語られた一冊です。

拝読した私にとって一番の発見だったのは、今の林文子さんがあるのは、人とのつながりを大切にする「気配り」を最大限に行なってきたおかげ、ということ。決して、特別な才能で、特別な手法をとってきたからではなかった(!)ということでした。

林市長は言います「人生の喜びや幸運は、すべて「人」が運んできてくれるもの」。そんな相手を大切に思う「気配り」こそが、今までの人生を支えてくれたカギだということです。

もちろん市長になられても、そのお気持ちは変わることなく、横浜市の職員に挨拶や笑顔、身だしなみまで伝授されているそう。市民としては、感じがよい市役所は大歓迎です!

また、この本は、社会で活躍する女性たちを、とても勇気づけてくれるものでもあります。

世の中の女性たちが、自分たちの得意とする「気配り」で、ビジネスを成功させることができるとしたら?これ素晴らしいと思いませんか!?

日本はOECD諸国の中でも管理職にある女性が少なく、国もそれを重要な問題としていますが、仕事の現場にはまだまだ理不尽な課題が多くあります。

ですが、林市長はこうも言われます「理不尽な上司はむしろありがたい」。

ご自身の経験から語られるこの言葉は、理不尽な境遇も、反面教師として学ぶ場と受け止めましょう、という心強いメッセージです。

最後に私が一番共鳴した言葉をご紹介します「笑顔は最大の気配りなのです」!
ぜひご一読ください!(自然保護室:小西)

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専門ディレクター(環境・エネルギー)
小西 雅子

博士(公共政策学・法政大)。米ハーバード大修士課程修了。気象予報士。昭和女子大学特命教授、京都大学院特任教授兼務。
中部日本放送アナウンサーなどを経て、2005 年に国際 NGO の WWF ジャパンへ。専門は国連における気候変動国際交渉及び国内外の環境・エネルギー政策。2002 年国際気象フェスティバル「気象キャスターグランプリ」受賞。環境省中央環境審議会委員なども務めている。著書『地球温暖化を解決したい―エネルギーをどう選ぶ?』(岩波書店 2021)など多数。

世界197か国が温暖化対策を実施する!と決意して2015年に国連で合意された「パリ協定」の成立には感動しました!今や温暖化対策の担い手は各国政府だけではなく、企業や自治体・投資家・それに市民です。「変わる世の中」を応援することが好きな小西です♪

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