大変なパンダの動画


 

こんにちは、広報の増本です

かわいいパンダが動物園などでコロコロしている動画はよく目にしますが、これはどうだ!というのが来ました。

WWFアメリカの動画なのですが、これを見た東京のスタッフは、そのかわいさに全員悶絶。16秒あたりがもうたまりません。

ご覧いただければわかりますが、ここに登場するのは、純然たる野生のジャイアントパンダ。場所も険しそうな森の中です。

そして、カメラが固定されていることからもうかがえるとおり、これは誰かがその場で撮影した映像ではなく、無人カメラが撮ったものです。それも、何度も場所を変えたり、カメラの角度を変えたりして、試行錯誤を繰り返します。

こうした場所で、人目に触れず生きる野生動物の生態や行動を調べるのは、想像を絶する大変な仕事なのです。

ですが、そうした現場の研究者やレンジャーたちの努力が、少しずつ実を結ぶことで、自然の世界が少しずつ解き明かされ、私たちがどのように自然とつきあい、保全していくべきか、その道が見えてきます。

今、私たちWWFジャパンでも、中部アフリカの国カメルーン、ヒマラヤの国ブータン、熱帯林と北方林の森が広がるインドネシアと極東ロシアで、保全活動を支援する取り組みを行なっています。※2023年6月26日をもって、WWFロシア(Vsemirnyi Fond Prirody)はWWFネットワークから離脱しました。

形や手法、また守る自然や動物こそ、場所によって違いますが、置かれている状況や、活動の苦労には、少なからず通じた点があります。そして、よい動画や写真のデータを手にした時の喜びにも、また同じく通じるものがあるでしょう。

映像や写真はネットの世界にあふれていますが、そうしたものの中には、現場の人たちが大変な思いをして獲得した、実は貴重なものが含まれています。

そうしたことも、ぜひ知っていただければと思います。

▼関連リンク▼

未来に届けよう!アフリカの夢~中部アフリカプロジェクトご支援のお願い

守ろう!生物多様性の宝庫~ブータンプロジェクト

 

 

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ブランドコミュニケーション室(ソーシャルモビライゼーション グループ長)
増本 香織

一橋大学社会学部卒、在学中にオーストラリアメルボルン大学に留学し環境学を専攻。在学中に国際保健系NGOでインターン、卒業後は国内オーガニック食材流通の草分け的なソーシャルビジネスでマーケティングを担当。2013年にWWFジャパン入局、広報部門でWeb・SNSの戦略的運用やキャンペーン業務、資金調達部門でのサポーターリレーション業務に従事し、2020年度より現職。ひとりでも多くの方が、地球や生きものたちのためにアクションを起こしたくなるような、気持ちが動くコミュニケーションを目指しています。森林インストラクター、薬膳インストラクター。

大学時代のインターンや前職を含め、ずっとNGOに携わっています。心から貢献したいと思える仕事に就けるありがたさを感じつつ、1歳と3歳の子育てにも奮闘中。上の子は「なんで?」「どうして?」真っ盛りの時期で、「お母さんはどんなお仕事をしているの?」「パンダのお世話?」と聞いてきます(笑)子どもたちの世代にどんな地球が残せるかは、今を担う私たちにかかっています。

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環境保全団体です。

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