「活動報告」のむずかしさ


自然保護室の東梅です。
「自分がやっていることを人に伝える」。その難しさを感じたことはありませんか? 今ちょうど、年に数回おこなっている、WWFジャパンの理事・評議員への活動報告のための作業に追われています。

さまざまな自然保護プロジェクトに携っている、各担当者からレポートを出してもらい、とりまとめる、というわけですが、ただ集めて束ねただけでは意味がありません。

見る側に関心を持ってもらい、理解を深めていただくにはどうすればいいのか。言葉を易しくする、要点を短くきちんとまとめる、バックグラウンドの説明を補足する、写真や図などを入れて理解を助ける、などなど、できる工夫はたくさんありそうです。

ただ、そういう編集の作業に没頭してしまうと、他の仕事が全部止まってしまうので(!)、なかなかそうもいきません。

サポーターの方々も、そうでない方も、また、WWFの関係者であっても、普段私たちが取り組んでいる活動の意味や可能性をお伝えしなくてはいけない、大切な相手であることに変わりはありません。

好みや関心、考え方などは、もちろん人それぞれですが、できるだけたくさんの方に知っていただけるように心がけたいと思います。

会員の方向けの会報誌や、ウェブサイトに日々掲載している記事などについても、ぜひご覧になってみてください。

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事務局長
東梅 貞義

国際基督教大学教養学部理学科卒業(生物専攻)。英国エジンバラ大学修士号(Master of Science)取得(自然資源管理専攻)
1992年WWFジャパンに入局以降、日本全国各地の重要湿地の保全活動に携わる。
2019年からはシニアダイレクターとして、WWFジャパンが手掛ける地球環境保全活動全般を統括。
2020年7月 WWFジャパン事務局長就任
座右の銘は、Together possible 「一緒なら達成できる」

自然保護に取り組み30年近く。これまでのフィールドは、日本では南は石垣島のサンゴ礁から、北海道の風蓮湖まで、世界ではペンギンの生きる南米の海から、渡り鳥の楽園の黄海、そしてミャンマー・タイの東南アジア最大級の手つかずの森まで。野生生物と人の暮らしが交差する現場で、現地の人々や研究者、グローバル企業、国際機関の方々とご一緒に、自然保護と持続可能な未来を目指して日々取り組んでいます。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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