泥んこ遊び?じゃありませんよ~


広報の佐久間です。
突然ですが、干潟に足を踏み入れたこと、ありますか?ひとくちに干潟といっても、砂っぽいところもあれば、泥っぽいところもあり、沖縄には、サンゴのかけらでできた干潟もあります。

でも、共通しているのが、一見、何もないように見えて、実はカニや貝をはじめ、小さな生き物がたくさんいる場所だということ。そういう生き物をねらって、鳥たちもたくさんやってきます。

実は今、韓国の方々と一緒に、九州にある有明海の干潟に来ています。2007年から続いている「黄海エコリージョン支援プロジェクト」の一環で、日本と韓国、お互いの干潟保全の工夫を学び合おうというわけです。

訪問先のひとつは、佐賀県鹿島市の干潟。「ガタリンピック」というイベントの会場、といえば、ご存知の方もいるかもしれません。一気に膝までもぐるようなやわらかい泥の干潟に飛び込むと、みんな童心にかえって、全身泥まみれで大はしゃぎ。

鹿島市では、これを「干潟体験」というプログラムに育てていて、全国から修学旅行生が訪れる成功事例となっています。

その「視察」をしたわけなのですが、やはり干潟に一歩踏み込むと、すっからかんに仕事を忘れて、泥とたわむれてしまいます。干潟は、人の心を解き放つ不思議な力をもっているような気がします。

今回のツアーには、韓国の南にあるムアン郡というところで、干潟の保全を地域振興に活かそうとがんばっている地元住民の方々も参加されています。

佐賀県、熊本県、福岡県の干潟を回り、やはり、そこで保全活動をしている地域の方々と交流を深め、共通する課題を見つけ出し、互いのアイデアを交換する。そんな旅が、7月15日まで続きます。

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マーケティング室(会報担当)
佐久間 浩子

WWFではずっと「伝える」ことに携わってきました。今は会報を担当しています。

なにごとも決めつけてはいけない。知ったつもりになるな。複雑なものを、複雑なまま受け止める覚悟を持て。想像力を磨き、ヒトの尺度を超える努力をせよーー動物や植物に教えられたことを胸に、人と自然の問題に向き合い続けたいと思います。

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