消えゆく流氷の海を取材!


温暖化担当の小西です
温暖化の影響を世界各地の人々が「証言」するWWFのプロジェクト「地球温暖化の目撃者」。

先月、新しい目撃証言の取材に、北海道へ行ってきました!その時の写真と様子を紹介します。

今回の目撃者は、流氷の減少を心配している写真家の伊藤健次さん。以前にも一度、フィールドである北海道の冬の変化について、証言をしてくれた方です。

取材はまず女満別での航空撮影でスタート。天気は抜群、世界遺産・知床の半島と、動く流氷を空から撮影しました。

続いてウトロへ移動。2月なのに春みたいな陽気で流氷も溶け、海岸には波が打ち寄せていました。

そして羅臼へ。ここも流氷の海ですが、オホーツクに面したウトロ側とは流氷の具合が違います。北海道はさまざまな気候があることを実感しました。

流氷が減っている、というお話も、いろいろ聞くことができました。

昔は流氷が来ると、漁船が出せなくなるので氷は厄介者だったそうです。が、近年流氷が接岸しない年が増えると、漁獲高が激減。流氷が北から豊かな海の幸をもたらす存在であることを、今では地域の方も実感しているそうです。

網走では最後に乗ったタクシーの運転手さんも「流氷がここ10年で激減した」と嘆いていました。

私も、現地に行ってみて、本当に流氷が減少している様を実感…
でもあまりにも美しい北海道の冬。

数十年の後、この風景が変わってしまうことのないように
私たちも頑張らなくては!!

 

>>> 地球温暖化の目撃者のコーナー

 

今回北海道で取材した目撃証言も、いずれこのウェブサイトでもご紹介いたします。お楽しみに!

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知床の山々が夕日に紅色に染まって、めちゃ幻想的!

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シマフクロウ、エゾシカ、オオワシなども見ました。羅臼では「オオワシが流氷の上にいるのはここだけ」と地元の船長さんが自慢してました。

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取材中の目撃者の伊藤さん(右)とOurPlanet-TVの白石さん。上の写真は素人の私が撮ったものですが、伊藤さんはプロの写真家。「証言」と一緒に、現地のすばらしい写真をご紹介できると思います。

 

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専門ディレクター(環境・エネルギー)
小西 雅子

博士(公共政策学・法政大)。米ハーバード大修士課程修了。気象予報士。昭和女子大学特命教授、京都大学院特任教授兼務。
中部日本放送アナウンサーなどを経て、2005 年に国際 NGO の WWF ジャパンへ。専門は国連における気候変動国際交渉及び国内外の環境・エネルギー政策。2002 年国際気象フェスティバル「気象キャスターグランプリ」受賞。環境省中央環境審議会委員なども務めている。著書『地球温暖化を解決したい―エネルギーをどう選ぶ?』(岩波書店 2021)など多数。

世界197か国が温暖化対策を実施する!と決意して2015年に国連で合意された「パリ協定」の成立には感動しました!今や温暖化対策の担い手は各国政府だけではなく、企業や自治体・投資家・それに市民です。「変わる世の中」を応援することが好きな小西です♪

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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