世界トラサミットが開かれています


※2023年6月26日をもって、WWFロシア(Vsemirnyi Fond Prirody)はWWFネットワークから離脱しました。

森林広報担当の古澤です。
今日は「世界トラサミット」についての報告です!

今朝もNHKでニュースが流されていましたが、11月21日から24日までロシアのサンクトペテルグルクで「世界トラサミット(世界トラ保護会議)」が開催されています。これは、その名のとおり、トラ保護のため、各国の代表が集まる会議。その中心人物の一人は、動物好き(?)で有名な(??)ウラジミール・プーチン首相です。

ところでみなさん、世界で野生に生きるトラ、どれくらいいるか知ってますか?

答えは、およそ3,200頭。
野生の生息数を数えることはとても難しいので、あくまで推計ですが、多くても5,000頭あまりといわれています。

3,200という数字が多いか少ないか… 人によって感じ方は違うかもしれませんが、今のこの数字と、急激な減少が続けば、次の寅年には絶滅している可能性も指摘されています。

今回の会議では、次の寅年までに生息数を倍増させる目標と、そのためのアクションプランを決めることが期待されています。WWFも、このサミットの開催には計画段階からに参画してきました。

トラの未来を決める会議といっても過言ではない、このサミット。結果はもうすぐ発表されます!

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建物の壁にトラの姿が! サミットの開催にあわせ、モスクワ市内で行なわれた、WWFロシアによるアピールです

 

 

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自然保護室(森林グループ所兼 マーケットグループ長)
古澤 千明

大学卒業後、民間金融企業での勤務を経てWWFジャパンに入局。2010年より主に東南アジアの森林保全プロジェクトを担当。インドネシアやメコン地域などのWWFオフィスとも連携しながら、森林減少の要因となっている農林産物の生産について、関係企業に生産現場の課題を伝えたり、調達改善のための支援に取り組む。2021年からは、マーケットグループ長も兼任し、森林保全の枠を越えて企業のサステナビリティの向上に努める。

幼いころから自然や生き物への興味はありましたが、WWFとの出会いは偶然でした。自然科学や生物のスペシャリストではない自分だからこそ、得られる理解・賛同もあると信じつつ、そうは言っても日々勉強です。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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