【採用情報】WWFジャパン 一般職員募集のお知らせ(生物多様性政策グループ担当)


 WWFジャパンは、危機的なペースで減少する生物多様性を2030年までに回復に転じさせ、増加させていくことを目指す「ネイチャーポジティブ」を大きな目標として掲げています。WWFジャパンは、従来から取り組んでいる野生生物、森林、海洋、気候、淡水といった各分野での保全の取り組み全てを通じてネイチャーポジティブへの貢献を目指しますが、国際・国内の双方の領域において、生物多様性全体を対象とした横断的な政策が必要となってきました。このため、各分野での取り組みを繋ぎつつ、全体として必要な政策に関する提言を行う活動を強化していきたいと考えています。
 生物多様性政策グループ担当は、国内外の分野横断的な生物多様性政策の情報を収集しつつ、各グループからのインプットを受けて、必要な政策提言を行うことを主として行う担当者です。提言の手法は、省庁や国会議員といった政策決定者との対話といった直接的なアプローチに加えて、メディアへの発信、企業との対話などを通じての間接的なアプローチなど、様々な手段を必要に応じて組み合わせて行います。

職務

自然保護室 生物多様性政策グループ担当

業務内容

  • 上長と共に、生物多様性に関連する国内・国際の政策に対して、アドボカシー活動を行う。また、WWFジャパン内の他グループと連携し、生物多様性関連政策に関する意見調整を行う。

  • 生物多様性に関連する国際および国内政策動向やWWFネットワーク動向に関する情報を収集および整理し、WWFジャパン内部の関係するグループに報告する。

  • 対象とする国内政策としては生物多様性国家戦略、「30 by 30」関連政策、環境省に加え、環境省以外(特に農林水産省、経産省、国交省)の政策動向、企業の自然関連の情報開示制度、サプライチェーンの規制制度などが含まれる。

  • WWFの国際チームと連携して、CBD COPへ参加し、WWFが推奨する内容の合意に貢献する。

  • 最初の1~2年目中途(2026年6月)までは、WWF内部への情報提供と、数を限定した重点項目に関する局内意見調整を主に行う。並行して外部の専門家、ステークホルダーへのヒアリングも実施しながら、独自のアドボカシー戦略の構築を目指す。2年目中途以降から活動範囲を拡大し、自律的な政策提言活動を戦略に基づいて行う。具体的には、提言を作成し、省庁、国会議員、地方自治体および政策を動かすために必要な範囲での企業への働きかけを行う。

  • メディアに対して、生物多様性政策を進めるうえで必要な情報を、WWFジャパン内部およびWWFネットワークからの情報を活用して発信する。また、外部からの問い合わせについての対応も行う。

  • 生物多様性全般にかかわる政策は、当然ながら、WWFジャパンの他の活動分野(野生生物、森林、海洋水産、淡水)および横断分野(マーケット、金融など)との密接な連携が必要となる。本担当は、特に「政策」分野における調整を主導し、活動を実施することを主たる責務とする。

  • 上長のサポートを得つつ、年間の活動計画の立案、実施と報告、予算管理を行う。

  • 募集条件(技能・経験など)

    • 海外のWWFの同僚およびその他NGO同僚と円滑なコミュニケーションをするために、ビジネスレベルの英語能力を有していること(会議での発言、報告書作成などができるレベル。TOEIC850点程度のレベル)
    • 同上の理由から、海外留学経験もしくは海外での勤務に準ずる経験があり、異文化の同僚と連携する能力を有していること
    • 政策アドボカシーに関連する分野(例えば国際政策、環境政策、公共政策、政策科学等)における大学院修士号以上もしくはそれに相当する実務経験を有していること
    • 生物多様性、生態学およびその関連分野に関する専門知識は、あることが望ましいが、その分野における学位は必須ではない
    • 年に2~3回程度の海外出張が可能であること
    • 一企業や一団体の利益を超えて、社会全体のためになるルールメイキングに参加したいと思う方
    • 政府の施策への建設的な批判を通じて、社会の変革を提案していきたいと思う方
    • 当団体の理念・活動に共感する方

    待遇

    雇用形態:一般職員(雇用期間に定めのない職員)
    試用期間:3か月(試用期間の雇用条件の変更はありません。)
    労働時間:所定労働時間7.5時間、休憩時間1時間。フルフレックスタイム制度(コアタイムなし)
    勤務地:東京オフィス(関東圏内からのリモートワーク制度あり)
    給与:25万~34万円/月(年収換算:440万~580万円(賞与4ヵ月含む。残業14時間/月程度想定した場合))
    手当:家族手当、残業手当、交通費支給
    休日休暇:完全週休2日制(土日)・祝日、年末年始休暇・年次有給休暇・産前産後休業・育児休業・介護休業・生理休暇・特別休暇(慶弔など)
    その他:社会保険完備、退職金制度有。

    応募について

    以下ご参照いただき、このページ下部の個人情報の取り扱いに関する通知文「個人情報の取り扱いについて」にご同意いただいたうえで、ご応募ください。

    応募書類

    ・履歴書(応募ポジション名/メールアドレス/携帯電話番号を明記)
    ・職務経歴書(今まで携わってきた実務内容について列記のこと)
    ・志望動機(300字以上。履歴書に含むも可)

    課題

    書類通過者には、以下のテーマでまとめた発表資料をご提出いただきます。一次面接で、発表資料を投影し、15分間のプレゼンテーションを行っていただきます。

    【課題テーマ】
    昆明・モントリオール生物多様性世界枠組み(GBF)の23の目標達成を見据え、以下の1つの分野を選んで、日本政府に対してWWFジャパンが行うべき政策提言案についてプレゼンして下さい。これらに限らずGBF達成と結び付けられるのであれば、独自のテーマを設定して頂くのも可としてます(15分程度)。
    ・30by30目標達成に向けた保護区およびOECM政策(日本の国立・国定公園や自然共生サイトの課題)
    ・有害な補助金(harmful subsidies)対策
    ・欧州におけるEUDRのような、企業のコモディティ調達において、トレーサビリティ確保や持続可能性基準適用を求める政策

    応募締切

    一回目締切:2024/12/15(日)
    二回目締切:2025/1/5(日)

    ※年末年始(12/28-1/5)を挟みますため、面接は基本的に年明けを考えております。
    ※結果をお急ぎの方は、なるべく早くご応募いただいた上で、その旨ご記載いただけますと幸いです。
    ※ご応募いただいた順に、順次選考を進め、内定が出次第終了する場合があります。

    応募先Emailアドレス

    応募書類に、パスワードをかけた上で、以下アドレスまでお送りください。(パスワードは別送ください。)
    saiyou@wwf.or.jp
    WWF事務局 生物多様性G採用係

    ご応募後の返信は、『@hire-hub.io』からご連絡させていただく場合があります。

    選考

    書類選考後、2~3回程度の面接(オンライン又は対面)、Web適性検査を予定しています。

    ※海外からご応募される方は、選考スケジュールの前後に一時帰国等の予定がある場合、その旨を履歴書に記載してください。

    個人情報の取り扱いについて

    皆様の個人情報は、採用選考および選考結果のご連絡のためにのみ使用します。
    個人情報のご提出は必須といたします。採用選考のために必要な情報のご提出がない場合、採用選考への応募をお受けできません。
    皆さまには、ご提出いただいた個人情報について、利用目的の通知・開示・内容の訂正・追加または削除・利用の停止・消去及び第三者への提供の停止の請求権があります。
    お問い合わせは、個人情報保護係(privacy@wwf.or.jp)にて承ります。
    公益財団法人世界自然保護基金ジャパン個人情報保護管理者(事務局長)
    また、ご送付いただいた履歴書は、返送のご希望には添いかねますのでご了承ください。

    問い合わせ

    本件についてのお問い合わせは下記まで。
    WWFジャパン 採用担当係  e-mail:saiyou@wwf.or.jp(電話不可)

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