サポーター活動報告

WWFジャパンの環境「共」育事業

サポーター活動報告

WWFジャパンの環境「共」育事業

未来の地球を一緒に守ってくれる君に贈るメッセージ

いま、地球はたくさんの問題をかかえています。地球温暖化(ちきゅうおんだんか)、森林破壊(しんりんはかい)、海洋汚染(かいようおせん)、絶滅(ぜつめつ)の危機(きき)にさらされる野生生物たち。これらの問題は私たち人間が作り出してしまったもの。このまま解決しないでいると、未来の地球から豊かな自然はなくなり、野生生物たちは姿を消してしまうかもしれません。

どうやったら解決できるのか。わかっていないことも多いですが、WWFは君と一緒に、今、できることを考え、自然も人間も幸せに生きられる地球を守りたいと思っています。このページでは、WWFジャパンが実施したイベントの報告を通じて、地球がかかえている問題とその解決方法について紹介していきます。問題だらけの今を知ることから「未来の地球を守る」一歩を踏み出しましょう。

イベント報告

2017/07/21~23「夏休み2017 宿題☆自由研究大作戦」に出展しました!

2017年7月21日~23日、「夏休み2017 宿題☆自由研究大作戦」のサポーターとしてブース出展を行いました。約330名の小学生がブースを訪れ、ワークショップを体験し、オリジナルワークブックを持ち帰りました。ご参加くださった方、ありがとうございました!


ワークショップ
ようこそ!動物のおうちへ!生きもののすみか「地球」

ワークショップは参加したお友達の自由研究を手伝ってくれる3種類の動物たちを講師まっつんが連れてくるところからスタート。参加しているみんなに1種類選んでもらい、動物から自己紹介をしてもらうことに。

動物は好きな食べ物や見た目の特徴、普段の生活(習性)などを教えてくれました。みんなは動物の自己紹介を聞いてプロフィールカードを作成、どんなところに住むのがオススメかを考え動物に伝えます。

ところが、動物はオススメしてもらった「すみか」の住み心地にどうやら不満がある様子。その不満はなぜ生まれたのでしょうか。不満を無視していると、動物は絶滅してしまうかもしれません。

と、ここでワークショップはおしまい。参加してくれたお友達はみな、動物の自己紹介や不満などをWWFオリジナルワークブックに記入していきましたが、実は動物の不満の「原因」の部分は空欄のまま。また、自分がいいなと思った動物のお話を聞けなかったお友達もいます。

というわけで、ここでは3種類の動物それぞれの自己紹介の内容と不満、原因について大公開。自由研究のヒントやオススメの本もあわせてご紹介するので、ぜひ自由研究に役立ててくださいね。

君の自由研究をサポートしてくれる3種類の動物たち

気になる動物をクリックしてみよう!


ホッキョクグマのプロフィールカードを作ろう

本名 ホッキョクグマ
好きな食べ物 アザラシ
見た目 あたたかな毛皮、脂肪(しぼう)が多い大きなからだ、小さな耳、小さな目、毛がたくさん生えた足のうら、するどいツメ
くせ(習性) 分厚い氷の上からアザラシをつかまえる
夏になり氷が薄くなって狩りができなくなると、何も食べない
雪を掘って作った穴で子育てをする
アピールしたいこと 実は泳ぎがすごく得意だよ。泳いだり歩いたりして、1日に100㎞以上移動することもあるんだ。
ぼくが住んでいるところにペンギンはいないよ。


シロクマさんにオススメのすみかはどんなところ?

  • 寒くて雪や氷がたくさんあるところ
  • アザラシがたくさんいる海があるところ
  • ペンギンはいないところ

「すみか」への不満と原因

不満

最近、夏が長くなっている気がする。氷がないと好物のアザラシをつかまえられなくて、お腹がすいちゃうよ。

原因

地球温暖化が進行して、北極圏(ほっきょくけん)の氷が溶けています。分厚い氷ができる時期が短くなっています。

不満

赤ちゃんが生まれても、夏が早く来るから海の氷が薄くなっていて、安心して子育てできないの。

原因

赤ちゃんホッキョクグマは、まだ脂肪が少なく寒さに弱いです。氷や雪の上よりも海の中のほうが冷たいので、赤ちゃんグマが十分大きくなるまで、雪の中に掘った巣穴(すあな)とその周りで子育てをします。しかし、地球温暖化が進行しているため、夏が早く来て雪や氷が溶けて海が近くまで来てしまうので、母グマは海に子グマが落ちないように気を付けなければなりません。

不満

夏が長くて、氷が見つからないから、泳ぎつかれておぼれちゃうよ。

原因

ホッキョクグマは泳ぎは得意ですが、地球温暖化が進行し氷が減ることで、より長距離を泳ぐことになり、体力を失い溺れてしまうことがあります。


使ってよい素材

こちらは、皆さんが自由研究をやる時に自由に使っていただいてよい写真です。クリックすると大きくなります。

ホッキョクグマ。地上最大の肉食動物です

ゴマフアザラシ。氷上で子育てをします

世界中で排出される二酸化炭素は温暖化の主因です

自然エネルギーの利用は温暖化を止める手立ての一つです


オススメの本

タイトル ホッキョクグマ 生態と行動の完全ガイド
著者/編者/訳者 アンドリュー E.デロシェール著 ワイン・リンチ写真 坪田敏男、山中淳史 監訳
出版社/発行 東京大学出版会 / 2014年10月
内容 ホッキョクグマという1種類の動物について徹底解説(てっていかいせつ)した1冊。シロクマ博士(はかせ)になるならこれで決まり!
定価 9600円+税


ホッキョクグマを見られる動物園・水族館


オランウータンのプロフィールカードを作ろう

本名 オランウータン
好きな食べ物 トロピカルフルーツ
見た目 赤茶色の毛皮、大きな体、木をしっかりつかむことができる手足
くせ(習性) 何年かに一度しかとれないフルーツを食べだめする
ほとんど木の上で生活する
毎日1つ、木の上にベッドを作って眠る
アピールしたいこと 本名はマレー語で「森の人」っていう意味なんだ。
食べ過ぎると太るの。人間にとても似ているかも。
群れでいるより、ひとりでいるほうが好きだな。。。


オランさんにオススメのすみかはどんなところ?

  • トロピカルフルーツがたくさんあるところ
  • 毎日ベッドを作れるくらいたくさん木があるところ

「すみか」への不満と原因

不満

ある日突然火事が起きて、すんでいる森が燃やされちゃうことがあるんだ。寝る場所も食べるものもなくなっちゃうよ。

原因

熱帯雨林が森林伐採・森林火災によって、燃やされてしまうことが多く起きています。森林伐採や森林火災は、人間が紙や木材として使うために木を切ったり、元々生えていた木ではなく、オランウータンがすめない木や畑を作るために燃やしたりしていることで発生します。

不満

住んでいた森の木が急に違う木に変わっていることがあるの。大好きな果物がないの。

原因

熱帯雨林の木を切り、人間が使う植物油脂に使われるアブラヤシを植えてしまう、ということが盛んに行われています。オランウータンが好きなトロピカルフルーツはなくなり、また、木から木へ、と移動できるような木ではないアブラヤシに変えられてしまっているのです。

不満

ある日、子どもが連れ去られて、母親は殺されちゃうことがあるの。

原因

ペットとしての違法取引(いほうとりひき)が行われています。力がまだない子どもがねらわれます。母親が殺された後、子どもが捕まえられ運ばれますが、多くの子どもオランウータンは運ばれる途中で死んでしまいます。
オランウータンはワシントン条約によって輸出入が禁止されています。


使ってよい素材

こちらは、皆さんが自由研究をやる時に自由に使っていただいてよい写真です。クリックすると大きくなります。

ボルネオオランウータンの子ども。樹上をすみかとしています

ボルネオ島の熱帯林。高さ60メートルになる木もあります

伐採されたスマトラ島の森。右上にはまだ森が残っています

森をよみがえらせるための苗木。植林に使われます


オススメの本

タイトル 野生のオランウータンを追いかけて
マレーシアに生きる世界最大の樹上生活者
著者/編者/訳者 金森朝子 著
出版社/発行 東海大学出版会 / 2013年8月
内容 熱帯雨林でオランウータンを研究している博士がつづる、オランウータンの本当の姿を知ることができます。
定価 2160円
タイトル オランウータンってどんな「ヒト」?
著者/編者/訳者 久世濃子
出版社/発行 朝日学生新聞社 / 2013年12月
内容 オランウータンとヒトは何が違うの?
何が同じなの?オランウータンを知ることで、人間についても知ることができるかも。
定価 1000円+税


オランウータンを見られる動物園・水族館


アオウミガメのプロフィールカードを作ろう

本名 アオウミガメ
好きな食べ物 海草(アマモなど)
見た目 大きな甲羅(こうら)、船の櫂(かい)のような手足、かたい頭
くせ(習性) 大好きな海草を求めて、遠くまで泳ぐ
毎回同じ砂浜に穴を掘って卵を産む
アピールしたいこと なるべくたくさん泳ぐために、長く息を止めて泳ぐよ。カメはエラを持っていないからね。
見た目は青くないのに、アオウミガメ、って呼ばれているのは、体の脂肪の部分が青いからなんだ。


ウミガメさんにオススメのすみかはどんなところ?

  • 海草がたくさんあるところ
  • 砂浜があるところ
  • 天敵のいないきれいな海

「すみか」への不満と原因

不満

大好きな海草が生えている場所が減ってきているんだ...

原因

海が埋め立てられたり、化学物質(かがくぶっしつ)が流入したりして、アマモなどの海草が生える「藻場(もば)」が減ってきています。

不満

卵を産みたくても、砂浜が急になくなっていることがあるんだ。

原因

護岸工事(ごがんこうじ)などで、砂浜が失われています。また、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)によって、海面水位が高くなり、砂浜が水没しています。

不満

せっかく産んだ卵から、メスしか生まれないことが増えてきているんだ。

原因

アオウミガメの卵は、産まれるときの温度で性別が決まります。温度が高いとメスが生まれやすく、温度が低いとオスが生まれやすくなります。地球温暖化によって、砂浜の温度が上がってきています。


使ってよい素材

こちらは、皆さんが自由研究をやる時に自由に使っていただいてよい写真です。クリックすると大きくなります。

アオウミガメ。熱帯から亜熱帯の海に広く生息します

海草のアマモ。アオウミガメの主食です

石垣島の海岸。アオウミガメが産卵のため上陸します

海の温度が上がり、白化して弱ってしまったサンゴ。温暖化が海の環境を脅かしています


オススメの本

タイトル レッド・データ・アニマルズ
著者/編者/訳者 小原秀雄、太田英利、浦本昌紀、松井正文 著
出版社/発行 講談社 / 2000年3月
内容 第6巻にウミガメの情報あり。絶滅の危機にある動物たちについて様々なことを知ることができるシリーズ。全9巻。
定価 4700円+税


アオウミガメを見られる動物園・水族館



考えてみよう!調べてみよう!

  • 動物たちの「すみか」をこれ以上こわさないために、君は何ができるかな?動物たちの不満の原因はどうして起きてしまっているのか、調べてみよう。
  • 絶滅(ぜつめつ)しそうな生きもののことを「絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)」といいます。この動物たちはどれくらい絶滅しそうかな?「レッドリスト」「絶滅危惧種」という言葉を本やインターネットで調べてみよう。

研究の進め方 ―もっともっと調べてみよう―

  1. 選んだ動物について、もっと詳しく調べる
  2. 選んだ動物の「すみか」がある場所の自然について調べる
  3. 選んだ動物とほかの動物の特徴(とくちょう)や習性(しゅうせい)を比較(ひかく)してみる
  4. 絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)の数や種類について調べる

調べる方法

  1. WWFオススメの本を読む
  2. 動物園に行って、飼育員(しいくいん)さんにインタビューをする
  3. WWFの他のページも見てみる

人と自然が調和して生きられる未来を目指して

「地球の環境や生きものたちのことが気になる」
「子どもたちの未来のために何かしたい」

WWFはそうした人の思いに支えられながら、地球環境の保全に取り組む民間の団体です。

ご関心をお持ちいただける方は、ぜひこちらのページをご覧ください!

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