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密輸組織を摘発!その密輸品は...ウナギ?

2017年3月18日|白石

皆さんは「密輸組織の摘発」と聞くと何を思い浮かべますか?

武器や薬物? 金や宝石? どれも映画やドラマなど遠い世界の話に聞こえます。

ところが先日、「ウナギの密輸組織を摘発した」というニュースが飛び込んできました。

ギリシャとスペインの当局が、欧州警察機構(ユーロポール)と欧州司法機構(ユーロジャスト)の協力のもと、ヨーロッパから中国へウナギを密輸する組織を摘発。

計17人を逮捕し、ウナギの稚魚(シラスウナギ)約2トンを押収した、と発表したのです。

推定では、組織が毎年EU域内から密輸していたウナギは7トン以上。

シラスウナギが1匹0.3グラムだと仮定すると、毎年、違法に取引されていたウナギは2000万匹以上となります。

ヨーロッパウナギは、ウナギ属16種の中で、最も資源状態が悪く、ワシントン条約でも附属書Ⅱに掲載され、国際的な商業取引が規制されています。

EUは、2010年12月以降、その輸出入を禁止。

しかし、かば焼きなどに使うウナギを中国で養殖するため、EUから香港経由で密輸する例が続いています。

この問題を重く受け止めたEUでは、各国の警察当局が協力して調査を実施。

その結果、今回の密輸組織の摘発につながりました。

こうしたウナギの密漁や未報告漁獲は、日本でも蔓延しています。EUに倣い、より真剣に取り組む必要があると思います。

何より、日本はウナギの一大消費国。違法なウナギに対しては、断固、ノー!の声を上げることも重要です。

スーパーに並ぶウナギのかば焼き

ウナギを持続的に利用していくには、法律や流通、消費のあり方を変える必要があり、それには多くの時間と労力がかかります。

それでも、ヨーロッパで同じ問題に真剣に取り組む人たちがいることに、力づけられた思いがしました。(トラフィック 白石)

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カテゴリ: トラフィック , 白石

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