パリに到着!いよいよCOP21が始まります


COP会場に入るためのバッジを取りに会場へ

30日から始まる国連の気候変動会議「COP21」に参加するため、パリにやってきました。

今回の会議は、世界の温暖化防止のための新しい目標に合意することをめざす、非常に大事な会議です。

フランスの市民の関心も高く、会議の期間中、パリだけでなく、フランス各地でイベントやパレードなどが、たくさんの人たちにより企画されていました。

しかし、テロ事件によってその多くは残念ながら中止となりました。このCOP21に思いをかけ、準備を重ねてきた人たちの気持ちを思うと、本当に胸が痛みます。

こうした国際会議があると、多くの人たちが開催地に集まりますが、交渉が行われる会議場の中にまで入ることができるのは、政府代表団と国連の下に登録がある団体のみです。

今回パリに集まった私たちWWFのスタッフは約60名ですが、そのうちの半分くらいが、実際に会場の中に入ることができます。中に入るメンバーは、実際に会議の行方を直に見、各国の代表団の方々と言葉を交わすことができます。

そうした機会をいただく身として、今回、辛い思いをされたフランスの人たち、そしてCOP21の成功を心から願うたくさんの人たちの想いを、出来る限り形にしてゆけるように。各国の仲間たちと一緒に私も頑張りたいと思います。

なお、会議が始まりましたら、こちらパリからは毎日、動画などを通じて、皆さんに会議の様子などをお伝えしてゆきたいと思います。

地球の未来を決めるといっても過言ではない、このCOP21。ぜひ、注目していただければと思います。(温暖化担当 山岸)

駅で見つけた鉄道会社の環境への取り組みと、会場最寄り駅についての案内

welcome COP21、の文字が目を引きます。

関連情報

関連動画「3分でわかる!COP21」

COP21では、どんなことが注目されているの? という方は、ぜひこちらの動画をご覧ください!

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自然保護室長(気候エネルギー・海洋水産・生物多様性・金融)
山岸 尚之

立命館大学国際関係学部に入学した1997年にCOP3(国連気候変動枠組条約第3回締約国会議)が京都で開催されたことがきっかけで気候変動問題をめぐる国際政治に関心を持つようになる。2001年3月に同大学を卒業後、9月より米ボストン大学大学院にて、国際関係論・環境政策の修士プログラムに入学。2003年5月に同修士号を取得。卒業後、WWFジャパンの気候変動担当オフィサーとして、政策提言・キャンペーン活動に携わるほか、国連気候変動会議に毎年参加し、国際的な提言活動を担当。2020年より自然保護室長。

京都議定書が採択されたときに、当地で学生だったことがきっかけでこの分野に関心をもち、大学院を経てWWFに。以来、気候変動(地球温暖化)という地球規模の問題の中で、NGOがどんな役割を果たせるのか、試行錯誤を重ねています。WWFの国際チームの中でやる仕事は、大変ですがやりがいを感じています。

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

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