パリの願いを東京で!COP21気候パレード、明日です!


こんにちは、温暖化・再エネ担当の市川です。
この月末からいよいよ、フランスのパリで、国連の気候変動会議「COP21」が始まります。

特に今回は、2030年に向けた温暖化防止のための新しい国際枠組が採択される見通しとあり、「京都議定書」以来の歴史的な節目になると考えられています。

その行方に世界が注目するCOP21の成功を祈るパレードやイベントも、各国では予定されています。

パリで予定されていた大規模なマーチは、テロ事件を受け中止となりましたが、WWFフランスの仲間たちはめげることなく、他団体と共同でこんなサイトを作りました。

これは「どこかのマーチに参加する」「参加できないけれど、誰かにメッセージを託す」という、どちらかを選んで登録する、というものです。

march4meのサイト

日本にとって京都議定書が採択されたCOP3がそうであったように、フランスでも今回のCOP21に向け、市民の方たちが広く連携して、各地で準備を進めてきました。

それだけに、今回の事件で、準備してきたマーチが最後の瞬間にキャンセルになったことの悔しさは計り知れません。

その思いを代わりに引き受け、世界の人たちがCOP21に向けた願いを示す場の一つとして、日本でも明日28日(土)には東京で、29日には京都で、気候ネットワークが中心となった大掛かりなパレードが行なわれます。

一般の個人の皆さんはもちろん、多くの市民団体も参加する予定で、東京のパレードには私たちWWFのスタッフも『パンダチーム』を作って行進します。

子どもたちの未来、その先の世代にまで脅威を及ぼすことが懸念される地球温暖化の問題に目を向け、パリCOP21の成功と世界のリーダーたちの英断を願って。

そして、フランスの人たちの想いを引き受けて、皆さまもぜひ、このパレードに参加していただければと思います。

WWFスタッフと共に歩いてくださる方も大歓迎!「パンダチーム」としてご一緒頂ける方は、こちらをご覧ください。

東京のパレードは、日比谷公園の中にある野外音楽堂を出発し、1時間ほどをかけて歩きます。お待ちしています!

関連情報

関連動画「3分でわかる!COP21」

COP21では、どんなことが注目されているの? という方は、ぜひこちらの動画をご覧ください!

この記事をシェアする

自然保護室(気候・エネルギー)
市川 大悟

学士(農学)
準学士(機械工学)
高等専門学校で機械工学を専攻後、大学で環境学を修了。卒業後は工学分野の知識を活かし、環境分野とも関わりの深いエネルギー分野のエンジニアを経て、2012年にWWF入局。以降、再生可能エネルギーのプロジェクト担当者として活動。

子どもの頃にどっぷり遊び漬かった田舎の原風景。その自然をこれからも残したいと考えてWWFに。元は畑違いのエンジニアですが、逆に培った工学の経験と環境の知識を糧に、エネルギー面から環境問題の解決に貢献したいと考えています。主な活動は、地域での再生可能エネルギーの導入を手助けすること。モデルプロジェクトの組成や、合意形成の援助、国の制度を変えるための政策提言などを行っています。
人と自然が共存できる社会を、皆さんにお見せできるよう、これからも頑張っていきます!

人と自然が調和して
生きられる未来を目指して

WWFは100カ国以上で活動している
環境保全団体です。

PAGE TOP