今年も開催されました!全国高校生エコ・アクション・プロジェクト


先日、東京で開催された「全国高校生エコ・アクション・プロジェクト」の全国大会に行ってきました。

これはさまざまなエコ活動を行なっている、全国の高校生が応募し、その優れた取り組みを表彰する企画で、毎年、文化放送が主催しているものです。

今年の優秀賞に選ばれたのは、全部で18校。大会には、その学校の学生さんたちが各地から集まり、熱気に満ちた会場でのディスカッションが行なわれました。

初日のディスカッションと講演。
皆さんとても熱心でした!

また、表彰されたそれぞれのエコ・アクションについても、工夫とアイデアの詰まった素晴らしい発表が行なわれ、最優秀賞の「環境大臣賞」を選ぶ審査員の一人となったWWFの広報スタッフも頭を抱えたとか。いずれも甲乙つけがたい内容でした。

2日間にわたる大会のうち、私は1日目に今、自分が取り組んでいる仕事と、地球温暖化問題をめぐる国際交渉の現場についてお話をさせていただいたのですが、高校生たちの関心の深さと見事なコミュニケーションの力に脱帽!

きらきらした眼差しで一生懸命環境を考えて話している学生さんたちに、心を洗われる思いでいっぱいでした。

2日目の発表の様子

環境問題はローカルなもの、グローバルなものにかかわりなく、人が取り組み、解決してゆかねばならないものです。

そんな活動の明日を担う人たちが、ここにいる! そんな思いを確かめ、勇気づけられた大会でした。

この大会は今回で5回目の開催となりますが、こうした企画を毎年続けていらっしゃる文化放送の皆さまにも、この場をお借りしてお礼を申し上げたいと思います。本当におつかれさまでした。

皆さん、ぜひこれからもエコ・アクション続けてくださいね!(自然保護室 小西雅子)

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専門ディレクター(環境・エネルギー)
小西 雅子

博士(公共政策学・法政大)。米ハーバード大修士課程修了。気象予報士。昭和女子大学特命教授、京都大学院特任教授兼務。
中部日本放送アナウンサーなどを経て、2005 年に国際 NGO の WWF ジャパンへ。専門は国連における気候変動国際交渉及び国内外の環境・エネルギー政策。2002 年国際気象フェスティバル「気象キャスターグランプリ」受賞。環境省中央環境審議会委員なども務めている。著書『地球温暖化を解決したい―エネルギーをどう選ぶ?』(岩波書店 2021)など多数。

世界197か国が温暖化対策を実施する!と決意して2015年に国連で合意された「パリ協定」の成立には感動しました!今や温暖化対策の担い手は各国政府だけではなく、企業や自治体・投資家・それに市民です。「変わる世の中」を応援することが好きな小西です♪

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