3月3日は何の日?


3月3日は、いわずと知れた「桃の節句」ですが、「耳の日」(日本耳鼻咽喉科学会が1956年に制定)、金魚の日(日本観賞魚振興会が1990年に制定)、サムギョプサルの日(2003年に韓国の畜産組合が制定)など、実は他にもいろいろあるようです。

そこにもうひとつ、「世界野生生物の日」というのが加わりました。決まったのは2013年12月、決めたのはなんと国連(国際連合)!

「世界野生生物の日」ロゴマーク。ぜひ覚えてくださいね。

背景には、近年、ゾウやサイなどの密猟や違法取引に代表される「野生生物犯罪」の急増があります。

つい先月も、南アフリカ政府から、同国内で2014年の1年間に密猟されたサイの数が、前年を上回って1,215頭に上ったという、とても悲しい発表がありました。

そこで国連では「世界野生生物の日」を定めることで、こうした事態への関心を高めるPR活動に努めるよう、加盟国や、関係機関に呼びかけている、というわけです。

3月3日が選ばれた理由は、1973年3月3日に、野生生物の過剰利用や、違法取引を防止するための国際条約「ワシントン条約」が採択されたことにちなんでいます。

ワークショップで作るペーパークラフトの「動物のおひなさま」仕上がりの一例。動物の種類、着物の柄も選べるほか、動物の表情を参加者が自由に描きます。

WWFも、3月3日に先立つ週末となる2月28日(土)、東京の上野動物園で、絶滅のおそれのある野生動物について、広く知っていただくためのイベントを開催することとなりました。

密猟や違法取引が主な減少原因となっている「ゾウ」「トラ」「サイ」をモチーフに、簡単なペーパークラフトでおひなさまを作り、「3月3日は、世界野生生物の日!」だと覚えていただくことが狙いです。

どなたでもご参加いただけますので、ぜひ遊びにいらしてください!お待ちしています。

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マーケティング室(会報担当)
佐久間 浩子

WWFではずっと「伝える」ことに携わってきました。今は会報を担当しています。

なにごとも決めつけてはいけない。知ったつもりになるな。複雑なものを、複雑なまま受け止める覚悟を持て。想像力を磨き、ヒトの尺度を超える努力をせよーー動物や植物に教えられたことを胸に、人と自然の問題に向き合い続けたいと思います。

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