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スマトラ・プロジェクトリーダー、前澤です。
今回ベトナムに生息していたジャワサイが絶滅したと発表されましたが、大変重く受け止めています。ベトナムの気候や風土のもとに子孫を残し生き続けていたサイが今後一切見られなくなるのです。
残るジャワサイは、インドネシア・ジャワ島西部のウジュンクーロン国立公園に生息する50-60頭のみとなってしまいました。
ウジュンクーロンでのジャワサイ保護はWWFの設立初期1960年代から取り組んでいる活動の一つです。
幸いこちらの個体数は今安定していると聞いていますが、生息地が限られているため、今後一部を他の保護区へ移し繁殖させることも検討されています。
ウジュンクーロンではこれまで、自動監視カメラを使ったジャワサイの生息地や生態の調査を行ない、保護活動に役立ててきました。こうした調査が、安定した保護の状態を下支えしているのです。
そして、このジャワ島での活動経験を活かし、今後スマトラ島にある保護区ブキ・バリサン・セラタン国立公園でも、自動監視カメラなどを用いた調査を行なおうとしています。調査の対象は、総個体数が300頭以下といわれるスマトラサイ。ジャワサイよりは多いですが、絶滅の危機にさらされていることに変わりはありません。
また、実際のスマトラサイは国立公園の中に留まっているとは限りませんから、生息地になっていると考えられる保護の十分でない地域も特定し、一定の保護規制をかけていくことも重要です。
このスマトラでのプロジェクトには、ジャパンからも支援を行なうことにしています。ふたたび絶滅が繰り返されないように、現地のニーズに合った支援を行ないたいと考えています。

インドネシアのジャワサイ。40頭前後が生き残っている

ベトナムのジャワサイ。1990年代の終わりに撮影されたもの

スマトラサイ。ボルネオとスマトラに生息する。総個体数は300以下
カテゴリー:
アクション
日時:2011年10月27日