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CBD担当の粟野です。海外には決して珍しくないのですが、
今回来日しているWWFスタッフの中にも、何人かベジタリアン(菜食主義者)がいます。
ベジタリアンと言っても「肉は駄目だけど魚はOK」という人もいれば、肉・魚はもちろん「卵もちょっと…」という人も。ヨーロッパのレストランだと、ベジタリアン向けのメニューが普通にあるのですが、日本ではまずありません。
なので、一緒に食事となると、これが結構大変なのです!
この前あった、ファミレスでの遅い食事のエピソードを1つご紹介しましょう。
スウェーデンから来ているルヴィーザは魚ならOKの人。
「野菜のスープご飯」を注文する時、「肉は入っていませんよね?」とたずねたら、「もしかするとスープの出汁が…」と店の人も気遣ってくれて、わざわざ使っている業務用の出汁の袋を奥から持ってきて、原材料欄を見せてくれました。
幸い、カツオ・煮干系だったので、これなら大丈夫!と注文。ところが、出てきたスープご飯の中に、細かい鶏肉が!!
運んできたお店の人が先に気づいて、「ごめんなさい、作り直します!」…いえいえ、こちらこそご迷惑をおかけしました。
しかし、ファミレスでこのような細やかなご対応をいただけるとは、私も少しビックリでした。
これも名古屋COP10の「国際会議効果」?
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日時:2010年10月26日
ご質問をありがとうございます。
誤解されておられるのかもしれませんので、最初に申し上げておきますが、WWFは「動物愛護団体」ではありません。自然環境の保全に取り組む環境保全団体です。
この「自然環境」と言う言葉の内には、もちろん野生動物も含まれます。
ただ、それを「保護すること」の中身は、必ずしも「殺さないこと」だけではありません。
なぜなら全ての野生の生きものは、食い、食われる関係でつながっているからです。動物は殺しては駄目で、植物ならよい、という事でもありません。
WWFがめざしている生物多様性の保全とは、こうした「食い合うこと」を含めた「つながり」を保つこと、といってよいかと思います。
たとえば、WWFでは「持続可能な自然資源の利用」という取り組みを行なっています。この自然資源とは、木材であり、水産物です。木材とはすなわち、生きた樹木であり、水産物とは生きた魚や貝です。人間も、他のさまざまな野生動物と同じく、他の命をいただいて生きていますから、これを根本的に否定することは出来ないと考えています。
ただ、人間の場合は、生きるためだけにとどまらず、尽きない欲や、個々人の都合だけで、自然や野生の命を損なうことがあります。「珍しい植物や動物をペットにしたい」とか、獲りたい魚と一緒に不必要にウミガメや海鳥を殺してしまうとか、そこにどのような生きものがいるかもよく調べずに、明らかに不要な開発を行なったり、といった事です。
そして、今世界中で起きているさまざまな環境破壊の根源には、こうした問題が常に大きく影を落としています。
このような形で動植物の命が犠牲になることは、許されることではありませんし、そういう行為についてはWWFも明確に反対をしています。
私たちもいまだに「パンダの保護団体でしょう?」といわれたりするのですが、活動のそもそもの主旨は「パンダが好きだから守る」ではありません。パンダが生きる森には、より多くの生きものたちが息づく、多様かつ豊かな自然が広がっているからです。パンダを守ることは、パンダが生きられるようにその森を守ることであり、その森を守ることは、地球上でその場所にしかない、生物多様性の世界を守ることです。
とはいってみても、WWFで働いているスタッフには、個人的なレベルでは「生きもの好き」の人がとても多いと思います。この世界に踏み込んだきっかけも、やはり生きものや自然、海や山が好きだから、という人は多いですし、普段の暮らしの中でも、環境に悪いものは使ったり買ったりしないように配慮をしている人も多くいます。捨て猫をとにかく拾ってしまう人や、植林や観察会などの活動を長くやっていた人もいます。その意味では、世間一般の人たちと何も変わりません。
スタッフにはさまざまな人間がおりますが、団体としてのWWFとしては、主張があまり一方向に偏らないように気をつけながら、たくさんの人に環境問題と、地球の未来について、考えていただければと願っています。
WWFジャパンのスタッフはベジタリアンではないんですか?どうして動物を殺すんですか?