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地球が大変!

水の話

水は、水中にすむ生きものだけでなく、陸上の動物や植物にとっても欠かせない「命のみなもと」。
人類にとっても、水は喉をうるおし、畑や水田を作り、さまざまな工業を支える大切なものです。

そして、きれいな水の源になっているのは、森を流れる川や湖、湿地などの自然です。
しかし、この水を育むさまざまな自然が今、世界中で失われています。

魚の親子が水の自然について話をしています。

ママ魚
仔魚

水がどんどんなくなっていく !?

川の水がなくなっちゃうって本当?

畑や工場でたくさん水が使われるようになったから、干上がったり、水がとても減ってしまった川が増えているそうよ。砂漠のような乾燥した場所にも、畑を無理に作ったりすると、なおさらたくさんの水が使われてしまうの。世界の有名な大きな川でも、深刻な水不足が起きているんですって。汚れた水が川や湖に捨てられて起きる汚染も問題ね。

川や湖の周りも変わってきたね

(C)Edward PARKER/ WWF-Canon

水辺にある草地や湿原、小さな沼は、私たち魚が卵を生み、貝やエビたちが育つ、大切な自然なの。山から流れてくる泥もそこに溜まってくれるから、川の水もきれいになるのよ。洪水が起きても、そういう場所が、溢れた水を受け止めてくれるわ。
でも、そういう水辺の自然は埋め立てられたり、堤防で固められたりして、どんどん減っている。生きものも減り、水は汚れていくわけね。

海の近くもそうなの?

川と海がつながる場所にできる「干潟(ひがた)」も、大切な自然よ。干潟は、満ち潮のときは海の下にあって、潮がひくと顔を出す、泥や砂の平地のような場所なの。ここには、カニや貝がたくさん潜んでいて、渡り鳥もたくさんやってくる。渡り鳥は、干潟の小さな生きものを食べるから、鳥がたくさんいる干潟は、特に自然が豊かというわけね。

干潟がなくなるとどうなるの?

干潟のカニや貝たちは陸から流れてくる水、生活廃水などの汚れを食べて、きれいにしてくれるの。だから、広い干潟は海を健康にする大切な役割を担っているのよ。でも、干潟も埋立てられたりすることが多くて、次々なくなっている。日本の干潟も50年くらいの間に、半分近くに減ってしまったから、海辺の環境が悪くなることが心配されているわ。

川や湖の自然を守るにはどうすればいいんだろう?

川や湖の水は、森から運ばれ、干潟や砂浜を通って、海へとつながっているわ。色々な水辺の自然がつながって初めて、きれいな水を生み出すことができるの。
そのことを忘れずに、水の流れ全体を一つの大きな自然と見て、大切にしていくことが必要なのね。むやみにダムで川を断ち切ってしまったり、水辺をコンクリートで固めてしまうと、川や湖は死んでしまうわ。

それから、水を使いすぎないこと。汚さないこと。人間の皆さんには、家の台所やお風呂で使った水、食べ物の油汚れも、水を汚す原因になることを忘れないようにしてほしいわね。

Illust:Kazue Tokuda

Illust:Kazue Tokuda

WWFの活動

水は誰もが必要とするものです。だからこそ、大切に使う方法を考えていかなくてはいけません。

WWFは、川の流れや湖の広がりに沿って、水辺の自然をなるべく広く、つながった状態で守ることを目指しています。これを「流域の保全」といいます。このために、畑を作る時に、水や農薬を使いすぎない方法を研究したり、それを広める活動をおこなっています。

日本国内では、国内で一番大きな湖・琵琶湖とその周辺の水辺の自然を保全する取り組みや、各地の干潟を保全する活動を行なっています。干潟にやってくる、渡り鳥の調査や保護にも取り組んでいます。

(C)Michel GUNTHER/ WWF-Canon

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