漁業が生態系に及ぼす影響の一つに、「混獲」の問題があります。
これは、漁をする際に、目的以外の生物を網や針などの漁具にからめて、誤って獲ってしまうことです。アホウドリなどの海鳥、イルカやクジラなどの鯨類、そしてウミガメ類など、中には絶滅の危機にある海の野生生物も、数多くこの混獲の犠牲になっています。
また、本来獲る必要がなく、商業的にも価値の無い魚なども、混獲されたものはただ捨てられてしまうケースが数多くあります。また、サメのように、漁獲した後、高く売れるヒレの部分(フカヒレ)のみを切り取って、身を海に捨ててしまう例もあります。
毎年、混獲の犠牲になっている海の生きものは、膨大な数になると見られており、海の環境を悪化させる大きな要因としても、問題視されています。
関連するWWFの活動
ウミガメについて
2000 A WWF Species Status Report より はじめに 現在、地球上に生息しているウミガメは全種、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストにその名前が掲載されています。大平洋ではオサガメ、地中海ではアオウミガメの数が激減しており、今後も個体数の減少は続くと予想されます...続きを読む
持続可能な漁業の推進
魚や貝などの水産物は、獲り尽くしたりしなければ、いつまでもその恵みを受けることが出来ます。しかし、利用の仕方をひとたび誤れば、その自然の恵みも失われてしまいます。海の環境と私たちの食を守る上で、今、水産資源の「持続可能な利用」が大きなテーマになっています。WWFではMSC(海洋管理協議会)の認証制度...続きを読む
海洋保全活動
海や、世界各地の沿岸域では、汚染や資源の乱獲による環境の悪化が報告されています。WWFジャパンは、日本沿岸のサンゴ礁や干潟の保全をはじめ、漁業資源の持続的な利用を目指した社会的な仕組みの普及に取り組んでいます。 多様な海の自然を守るために 日本の沿岸には、河口、干潟、藻場、磯、砂浜...続きを読む





