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WWFの活動

世界の「"トラ"ブル スポット10カ所」を発表!

記者発表資料 2010年2月16日

今年の干支は寅。日本はすでに寅年の2010年が始まっていますが、干支の本家である中国では2月14日に新年を迎え、寅年がスタートしました。

この旧暦の寅年スタートにあたり、長年にわたって野生のトラの保護活動を進めてきたWWF(世界自然保護基金)は、野生のトラが減る原因となっている世界の「“トラ”ブルスポット10カ所」を発表しました。

名前が挙がっているのは、森林破壊や密猟が起きているトラの生息国・インドネシアやロシアに加え、トラがすむ森を破壊して生産された紙やパーム油を大量に消費しているヨーロッパ、温暖化による海面上昇がトラの生息地に迫っているバングラデシュ、トラの骨などを使った伝統薬への需要が未だに高い中国などです。

現在、野生のトラは世界に3000~5000頭ほどしか残っていません。20世紀の初頭には10万頭いたと推定されているので、100年あまりで20~30分の1に激減したことがわかります。生息地も減り続けており、前回の寅年(1998年)と比べただけでも40%、20世紀初頭に比べると7%が残るのみ。さらに、密猟も続いています。

それでも、トラを絶滅から救うための努力は世界各地で続いています。WWFは今年9月、世界銀行とロシアのプーチン首相の協力を得て「世界トラサミット」をロシアで開催します。効果があった保護活動の経験を分かちあう重要な機会となることが期待されています。

トラは生態系の頂点に立ち、アジアの自然の豊かさを体現する生きものです。WWFはトラがすむ国々での保護活動を進めると同時に、寅年の今年、世界に向けて協力を呼びかけ、トラの保護活動を大きく前進させることをめざしています。

 

世界の“トラ”ブル スポット10カ所

  1. インド:トラと人との「衝突」
  2. バングラデシュ:トラの生息地を海が浸食
  3. ロシア:違法伐採と密猟
  4. 中国:トラへの根強い需要
  5. ベトナム:ブラックマーケット
  6. アメリカ:飼育下のトラが野生に及ぼす影響
  7. ヨーロッパ:巨大なパーム油の消費地
  8. ネパール:違法取引の交差点
  9. メコン川周辺:無計画な開発による影響
  10. インドネシア、マレーシア:パルプ、紙、パーム油、そしてゴム

 

関連情報

“トラ”ブルスポット10カ所の世界地図(英文)

トラに関する情報を集めたサイト「絶滅の危機にあるトラを救う」

2010/2/16

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