記者発表資料 2010年1月15日
【東京発】WWFジャパン(財団法人世界自然保護基金ジャパン)と日本のジュゴン保護活動を推進する団体が2010年を国際ジュゴン年として広く一般に呼びかける。沖縄は、絶滅が心配されている海棲哺乳類ジュゴンの北限の生息地。日本でもかつては数多く生息していたが、沿岸域の開発などにより、今は十数頭がわずかに生息していると推定される。この事実を広く日本を始め世界に発信することで、大型哺乳類が棲む豊かな生態系と絶滅危惧種であるジュゴンの保護を訴える一年とすることがねらいだ。
WWFジャパンなどでは、2006年より「2010年を国際ジュゴン年に」を掲げ、ジュゴン保護の普及啓発キャンペーンを展開してきた。2008年、IUCN(国際自然保護連合)の総会、第4回世界自然保護会議で、3度目になる「ジュゴン保護決議」が採択され、沖縄島の東部沿岸に生息する日本のジュゴンの保護に努力するよう日米両政府に求めるものだった。同時に2010年の国連生物多様性年で特にジュゴンの保護を訴えるようにということも採択された。これを受けて、かねてから展開してきた通り、2010年を国際ジュゴン年として宣言するもの。
WWFジャパンでは、アートディレクターたちに呼びかけ、国際ジュゴン年のロゴとポスター案を募集、その中から4点を最終候補としてウエブサイトやイベント会場などにて投票を行った。
その結果、次のロゴとポスター案を決定。2010年国際ジュゴン年とジュゴンの保護について、国内を始め、海外にも広めていく。
沖縄島の東部沿岸、辺野古・大浦湾地域は、日本にわずか十数頭ほどしか生息していない絶滅危惧種ジュゴンの限られた生息地であり、また近年発見されたアオサンゴの大群集に象徴されるように、豊かな自然生態系が残る海域。最近では、エビ・カニ類の新種が36種も発見されている。一方で、米軍普天間飛行場の代替施設を建設するために埋め立てられる計画がある。もしこの埋め立て事業を実施すれば、このきわめて貴重な生態系の大規模な破壊は避けられない。WWFジャパンなど「基地ではなく海洋保護区を」この地域に設定するよう鳩山政権に訴え続けている。

【作者紹介】藤井賢二 アートディレクター/グラフィックデザイナー 日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)会員
■問合せ先:WWFジャパン 自然保護室 広報担当 町田 Tel: 03-3769-1713
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