ページ内を移動するためのリンクです。

WWFの活動

ジュゴンの海、辺野古・大浦湾の生物多様性保全を要請

WWFジャパンは2009年12月8日、鳩山政権に対し、名護市東海岸の辺野古・大浦湾沿岸の生物多様性保全の要請書を提出しました。絶滅のおそれのある海の哺乳類ジュゴンが生息するこの海域に、米軍普天間飛行場の代替施設を建設するかどうかについて、現在、鳩山政権では検討が続けられています。WWFジャパンは、希少種を含めた、生物多様性を保全するために、建設計画を中止するよう要請を行ないました。

 

ジュゴンに代表される野生生物の生息地

2009年12月4日に発表した共同声明に続き、WWFジャパンでは鳩山政権に対し、辺野古・大浦湾沿岸への、米軍普天間飛行場の代替施設の建設中止を要請しました。この地域に代替施設が建設されれば、沿岸の海が埋め立てられ、絶滅危機種のジュゴンや、アオサンゴの群落など、貴重な生態系が悪影響を被ることは避けられません。

WWFジャパンは、以下の4点を鳩山政権に要請しました。

  1. 辺野古・大浦湾海域に、生物多様性保全のための海洋保護区を設置し、やんばるの森とあわせて、世界自然遺産への登録を推進すること。
  2. 辺野古新基地(普天間代替施設)については、生物多様性保全の観点から、計画を中止すること。
  3. IUCN(国際自然保護連合)のアンマン(2000年)、バンコク(2004年)での勧告、バルセロナ(2008年)でのジュゴン保護の決議を遵守すること。
  4. 辺野古・大浦湾海域で生息が確認された36種の新種、および国内初記録の25種の十脚甲殻類(エビ・カニ類)の希少性等について調査を行うこと。

鳩山政権がこの地域への代替施設建設計画を見直し、日本に残されている貴重な生態系が破壊されない方針をとることを、WWFジャパンは期待しています。

 

記者発表資料および要請

2009年12月8日
鳩山政権へ、辺野古・大浦湾の生物多様性保全を要請

2009/12/08

関連するWWFの活動

ジュゴンの保護活動

WWFジャパンは、沖縄の海の自然を広く保全することをめざした活動に取り組んでいます。現在、その活動の一環として、沖縄島の東海岸を中心とした海域に、わずかに生息する希少種ジュゴンの保護活動を展開しています。 >>> English ジュゴンが生きる沖縄の海 熱帯から亜熱帯にかけてのイ...続きを読む


南西諸島エコリージョン

九州から台湾にかけて連なり、温帯と亜熱帯、双方の気候と動植物相をあわせもつ南西諸島は、世界的に見ても貴重な自然環境が残る場所です。WWFはこの南西諸島の自然を、世界的に重要な自然の一つと考え、その保全を目指しています。世界に誇ることのできる、南西諸島の自然を守ることは、世界中の人々から私たちに任され...続きを読む