鳩山首相に辺野古・大浦湾地域への新基地建設(普天間代替施設)の白紙撤回を求めるNGO共同声明
共同声明 2009年12月4日
私たちNGOはこれまで、辺野古・大浦湾地域が普天間飛行場の代替施設を建設するために埋め立てられることに大きな懸念を抱き、事業実施を前提とした環境影響評価の進行や、海の生物を脅かす環境調査手法の問題性などを指摘しつつ、埋め立て事業の白紙撤回を強く要請してきました。同時に、県外や国外への移設方針を示した鳩山政権に注目していました。
辺野古・大浦湾地域は、日本にわずか十数頭ほどしか生息していない絶滅危惧種ジュゴンの限られた生息地であり、またアオサンゴの大群集に象徴されるように、豊かな自然生態系が残る海域です。最近では、エビ・カニ類の新種が36種も発見されています。埋め立て事業を実施すれば、このきわめて貴重な生態系の大規模な破壊は避けられません。
辺野古・大浦湾地域を埋め立てるこの事業計画に対し、「基地建設による影響は総じて少ない」とする環境影響評価が示すものは、何が何でも基地建設を推進しようという日本政府の姿勢に他なりません。また、この事業の実施が民意を反映していないことは、各新聞社の世論調査や選挙結果からも明らかです。
国際生物多様性年である2010年、日本は議長国として生物多様性条約第10回締約国会議(CBD・COP10/MOP5)を主催します。辺野古・大浦湾地域の埋め立て事業は、環境保全の取り組みを重視する国際社会から大いに疑問視されるものです。
鳩山政権に、気候変動枠組み条約への取り組み同様、生物多様性条約への取り組みにおいても強いイニチアチブを示し、かけがえのない豊かな沖縄の自然を守ることをはじめのステップとし、環境立国をめざす日本のリーダーシップを発揮することを強く期待します。
以上の認識にもとづき、鳩山首相に辺野古・大浦湾地域への普天間飛行場移設事業の白紙撤回を要請します。
共同声明参加団体
国際環境NGOグリーンピース・ジャパン、WWFジャパン、日本自然保護協会、国際環境NGOFoEJapan、NPO法人ネットワーク『地球村』、イルカ&クジラ・アクション・ネットワーク、北限のジュゴンを見守る会、ジュゴン保護キャンペーンセンター、グリーン・アクション、沖縄・生物多様性市民ネットワーク、琉球諸島を世界自然遺産にする連絡会、ヘリ基地いらない二見以北十区の会、特定非営利活動法人熱帯森林保護団体、[自然の権利]セミナー、未来につながる生命(いのち)を育てる会、雁を保護する会、FOCSJapan、(社)OfficeEcologist、NPO法人ラムサール・ネットワーク日本、ホールアース自然学校、IFAW(国際動物福祉基金)ジャパン、「自然の権利」基金、劣化ウラン研究会(東京)、平和の井戸端会議、平和省プロジェクト大阪、自衛隊を国際災害救助隊にかえようプロジェクト、大阪ピース・ミュージック・フェスティバル制作委員会、不戦へのネットワーク、アマナクニ/名前のない新聞、許すな!憲法改悪・市民連絡会、グローバルピースキャンペーン、住まいと環境を考える会、有機建築研究所、佐潟環境ネットワーク、日本キリスト教団大阪教区沖縄交流・連帯委員会、行動:多様ないのちを還す、ホリスティック心理教育研究所、たんぽぽ舎、都労連交流会、現代思想社、いろりばた会議、核開発に反対する会、劣化ウラン兵益禁止市民ネットワーク、リブ・イン・ピース☆9+25、パンダクラブ徳島、基地はいらない!女たちの全国ネット、ふぇみん婦人民主クラブ、東アジア環境情報発伝所、玄米と旬の野菜MOMONGA(順不同、計49団体)
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