記者発表資料 2009年11月20日
11月19日、WWF(世界自然保護基金)クライメート・セイバーズ・プログラム(※1)の参加企業であるソニー株式会社(以下、ソニー)は、12月の国連気候変動枠組条約コペンハーゲン会議(COP15/CMP5)の開催に先立ち、同プログラムにおける2011年以降の新たな目標を発表しました (※2)。クライメート・セイバーズ・プログラムは、企業がWWFとパートナーシップを結び、温室効果ガス排出削減の計画と実施を行っていくプログラムで、企業はWWFとの対話を通じて野心的な総量削減目標を掲げ、その実行をWWFが認めた第三者認証機関が検証していきます。
ソニーは、同プログラムに2006年より参加しており、排出削減の目標年を2010年として活動を行っていますが、今回発表した更新目標は、2011年以降に関するもので、以下の通りです。
- ソニーグループ全体の事業所から排出される温室効果ガスの総排出量を、2000年度を基準として、2015年度までに30%削減する
- 製品1台あたりの年間消費電力量を、2008年度を基準として、2015年度までに30%削減する
ソニーは全世界の事業所におけるエネルギー効率向上を徹底し、また再生可能エネルギーの利用をさらに進めることによって、目標達成を目指します。他方、ソニー全体のCO2排出量の約9割を占める、製品使用時のCO2排出の総量を減らすため、製品の年間消費電力の大幅削減にも取り組みます。
「コペンハーゲン会議を目前にひかえた重要な時期に、ソニーが排出削減目標を更新したことは二重の意味で重要である。ソニーは、気候変動を抑制するために企業はリーダーシップを発揮することができ、且つそれはビジネス戦略から見ても意義が高いことを証明してみせた。全ての企業に必要なのは、行動する意志だけである」とWWFインターナショナル事務局長のジム・リープは述べています。ソニーは、長期目標として自社による環境負荷をゼロにするというビジョンを掲げ、そこからバックキャスティングにより今回の新目標を定めています。「企業は単にできることを積み上げるのではなく、危険な将来の気候変動を抑制する上で必要なことは何かという観点から、目標を決定することが重要である」とWWFジャパン気候変動オフィサーの池原庸介は言います。「今回のソニーの目標策定は、まさにこの考え方に合致するもので、自然との共生を前提にした真に持続可能なビジネスのあり方を追求した姿といえる」
ソニーが全事業所からの排出量を2015年までに30%削減するという新目標は、業界の中でも極めて野心的な削減目標であり、ソニーが引き続き温暖化対策の推進リーダーとしての役割を果たすことが期待されます。
※1 クライメート・セイバーズ・プログラムについて
クライメート・セイバーズ・プログラム参加企業は、温室効果ガスの総量排出削減と事業の成長とが両立可能であることを実例として世界に示すことにより、産業界における地球温暖化対策推進のリーダーとして、社会に対し主導的な役割を果たしています(2009年10月現在、世界で合計22社が参加)。参加企業全体で、2010年までに累計5,000万tものCO2を削減すると同時に、他の企業に対する競争力を高め、シェアホルダー・バリュー(株式価値)を着実に高めているのが特徴です。
※2 ソニーの広報発表内容はこちら(ソニーのサイトへ)
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200911/09-133/
■お問合わせ
WWFジャパン 気候変動プログラム 池原庸介、広報担当 新井秀子(TEL 03-3769-3509)
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