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WWFの活動

ボルネオ島のオランウータンの生息地を回復させるための覚書が締結される

記者発表資料 2009年10月29日

 

伊藤忠グループの資金をもとに、WWFマレーシアとサバ州が覚書締結

【マレーシア・サバ州、コタキナバル発】 ボルネオ島の“ハート・オブ・ボルネオ(Heart of Borneo)”と呼ばれる地域にあるオランウータンの生息地を回復させる計画がある。マレーシアのサバ州にある北ウルセガマ地区において、劣化した熱帯林のうち967ヘクタールを回復させる5カ年計画に関して、WWFマレーシアとサバ州政府が覚書をこのほど締結した。

サバ州において10月26日と27日に開かれた「ハート・オブ・ボルネオの森林生態系と緑の回廊の機能回復」を目的とした地域フォーラムの場で、この覚書への署名がなされた。このプロジェクトには、WWFジャパンを通して、日本の伊藤忠グループから総額2.5億円の資金的援助がなされる。

地域フォーラムの開催にあたって、サバ州首相のムサ・アマンは、25万ヘクタールの森林がすでに保護対象地域とされているが、サバ州政府は州内の森林を保護することに非常に真剣であること、またハート・オブ・ボルネオに対してもしっかり関与していくことを語った。同時に、資金の確保が重要課題であることにも触れた。マレーシア連邦政府がサバ州政府森林局に対して、このプロジェクトを開始するためのキックオフ用資金として500万リンギットを提供したことに、州首相は謝辞を述べた。しかし、さらなる支援が必要であることも示唆した。

「欧米のWWFや財団などに支援の用意があることは、サバ州政府にとって希望である」とサバ州首相ムサ・アマンは言う。

WWFが進めるボルネオ・プログラム(WWF Heart of Borneo Initiative)のリーダーであるアダム・トマセックは、サバ州政府のハート・オブ・ボルネオへの関与を賞賛するとともに、日本の伊藤忠グループ(ITOCHU Group)からの寛大なる支援に対する感謝の気持ちを強調した。

トマセックは言う。「こうした活動資金は、重要な生息地を再生させ、オランウータンが今後とも生存していく可能性を確かなものにするために必要不可欠である。健全な森林生態系を保つことは、ボルネオ島のブルネイ、インドネシア、マレーシア3カ国にとって優先順位が高い。サバ州の取り組みは、森林生態系の保全という目標の達成に向けて、国際社会と協調していく格好のお手本となるだろう」

「伊藤忠グループからの支援は、ハート・オブ・ボルネオに日本企業が関心をもっていることの明快なしるしである。また、日本は2010年に開かれる生物多様性条約締約国会議のホスト国であるので、政府と民間部門のあいだにパートナーシップが育ちつつある好例として見たいと思う」とアダム・トマセックは締めくくった。

ボルネオ地図

 

■For further information, please contact:

Chris Greenwood, HoB Communications Manager +60 012 8281214.
Email: chris.greenwood@wwf.panda.org

Adam Tomasek, Leader, Heart of Borneo Initiative
Tel: +62 21 5761070 ext. 503, Fax: +62 21 57610980, Cellphone: +62 815 19044 167
E-mail: atomasek@wwf.or.id 

 

The Heart of Borneo について

2007年2月に、ブルネイ、インドネシア、マレーシアの3カ国政府は、ボルネオ島の中央部にある22万平方キロを超える地域を守っていくことで合意。「ハート・オブ・ボルネオ」宣言に署名した(Heart of Borneo Declaration)。この宣言はASEAN、BIMP-EAGA、APEC、生物多様性条約などにより支持されている。

※BIMP-EAGA:Brunei, Indonesia, Malaysia, Philippines East Asia Growth Area

 

【問合せ先】 WWFジャパン 広報担当:大倉寿之 Tel:03-3769-1713

2009/10/29

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