『林産物調達チェックリスト』について、もう少し知りたいという方に向け、よくある質問についてまとめてみました。
チェックリストの基本に関する質問
チェックリストの使い方に関する質問
Q 誰が記入する?
その他の質問
チェックリストの基本に関する質問
Q 『林産物調達チェックリスト』ってなに?
A 紙や木材製品に使われている木を生産する森林について、環境面、社会面、経済面などにおいて配慮すべき項目とそれぞれの確認方法を示すツールです
私たちの身の回りには紙や木材製品など、木を原料とした製品が数多くあります。望ましくない原料を使っている紙や木材製品を限りなくゼロに、そして適切な管理がされている森林からの製品をできる限り増やす・・・。自社の現状を把握し、改善に向けた取り組みの第一歩をこの『林産物調達チェックリスト』で踏み出してください。
Q 森林認証とは違う?
A 森林認証とは違います
森林認証は、まず独立した第三者が一定の基準をもとに森林の現場をチェックします。このような森林から産出された木材・木材製品に独自のロゴマークを付け、認証を受けた森林から来ていることを保証するものです。一方『林産物調達チェックリスト』は、主に森林認証製品以外の製品について、合法性や環境への配慮、社会への影響などを自己判定するためのツールです。
Q 合法性の証明ツールとして使える?
A 信頼の目安にはなりますが、証明にはなりません
このチェックリストは、法律の遵守を確認する方法の信頼性の程度を示していますが、記入結果を合法性証明の代替とする保証はできません。合法性の定義は組織によっても異なる場合があります。合法性証明に必要な根拠については、チェックリストを利用する組織の責任で定義されることをお奨めします。
Q 評価はどのように行なう?
A 流通のトレーサビリティと、森林管理の適切性によって評価します
製品の履歴をさかのぼって原産地となる森林を把握する“トレーサビリティ”と、把握した森林で行われている“管理の適切性”の確認によって評価します。WWFジャパンではチェックリストを作るにあたり、経済・環境・社会という三つの視点から適切な森林管理を推進するための12の基準を利用。各項目を通じて確認の根拠となる情報の“信頼性”をもとに点数を配分し、最終的に“グレード”で評価しています。
Q 購入した紙や木材の評価ができる?
A できますが、注意が必要です。
このチェックリストでは、原則としてある製品そのもののトレーサビリティや、原産地である森林の管理を評価しますが、紙製品や繊維版などで、過去1年の実績値や平均値での記入が可能です。そのため、同じ銘柄の製品の過去や平均の原材料と、目の前にある製品の原材料が異なる場合があります。
Q 記入や採点が難しそうだけど…
A 記入のマニュアルを用意しています。また、記入後の採点や計算は自動的に行なわれます
“チェックリスト”はExcelファイルをダウンロードしていただき、該当項目にチェックしていただくだけで採点されるようになっています。ダウンロードページには“チェックリスト”本体のほか、記入のための情報収集に必要な各種の雛形を用意しました。また、順を追って記入方法を説明した『記入マニュアル』も用意しましたのでご参照ください。
チェックリストの使い方に関する質問
Q 誰が記入する?
A 製品の原料の出所となる森林の森林管理について情報を持っている人が記入します
製品の材料となる木材の合法性や環境・社会配慮について確認する『チェックリスト』は、環境用語や一般にはあまりなじみのない語句が出てきます。企業においては仕入先などを通じ、製品の原料の出所となる森林の森林管理について情報を持っている組織や人を特定することが重要になります。
Q 取引先からチェックリストの記入を頼まれたけど、何をすればいい?
A 扱う林産物の原産地や森林管理について情報を集めてください
原産地の森林管理の情報を持っている場合には、情報をもとに「原産地リスト」と「原産地シート」に記入して下さい。情報をお持ちでない場合には、より森林に近い立場にいる取引先に「原産地リスト」と「原産地シート」の記入を依頼するか、自らが森林の情報を収集して記入して下さい。
“チェックリスト”では製品の出所となる森林の特定・確認と、森林管理の適切性が重要になります。ダウンロードページに「トレーサビリティーシート」を用意しましたので、森林情報を収集する際にご活用下さい。
Q 関係する法律などはどうやって特定する?
A 原産国の生産者に問い合わせることが重要です
木材の生産国はほとんど世界中と渡るといっても良いため、全てを紹介することは困難です。そのため、チェックリストを利用して生産者などとやり取りをする際には、「どういう法律があるか」から確認することが重要になります。
WWFジャパンでも、各国の事例や、同様の調査を行なっている組織のウェブサイトなどを、可能な限り紹介していく予定です。
Q 取引先に提出するのは『チェックリスト』だけでいい?
A 「原産地リスト」、「原産地シート」、「総合評価シート」の3つのリストを提出してください
森林管理の情報を持っている方が記入したものであれば、提出するのは『チェックリスト』の中の「原産地リスト」、「原産地シート」、「総合評価シート」の3種類です。
伐採証明書など記入の際に参照した根拠書類がある場合にはそれらの情報やコピーの添付を推奨します。根拠書類は記入情報の裏づけとなりますので、ぜひ提供をご検討なさってください。
Q 評価が出たけどどうすればいい?
A より高い評価が得られるよう、評価をひとつの指標として今後の段階的な取り組みに役立ててください
今回の結果は、紙や木材製品の調達に対する企業の取り組みを評価したものです。評価は6段階に分けてあります。また、高い評価であったとしても、「原産地シート」を見れば、どの基準について評価が高く、どの基準についてもう少し確認が必要かなどの情報が分かります。
例えば、“環境影響の確認は行なっているが社会面での確認がまだできていない”などのケースでは、確認がなされていない社会面の項目について確認を促すなどの取組をすることが大切です。
その他の質問
Q 海外から木材を買っているけど外国語版はない?
A このWWF『林産物調達チェックリスト』の英語版サイトがあります
紙や木材製品を取り扱う企業の中には、製品の材料を海外から輸入しているというケースもあります。『チェックリスト』の項目を埋める際、海外の取引先に問い合わせが必要なケースを想定し、チェックリストやマニュアルの英語版を用意しました。
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