種類によっては、2~3メートルにもなるマグロは、世界の海で見られる魚の中でも、特に大型になる肉食魚です。マグロの仲間にはいくつも種類があります。日本の食卓によくのぼる、大型のマグロ類には、クロマグロ、ミナミマグロ、キハダ、メバチ、ビンナガなどがあります。
マグロという生物
マグロは、スズキ目サバ科に属する大型の回遊魚です。
泳ぎが命!
マグロは、泳いで口に海水を入れ、それをエラに通すことで呼吸しているため、泳ぐのをやめると死んでしまいます。このため、生まれたその日から死ぬ時まで、眠っているときですら、一度も止まることなく泳ぎ続けます。
マグロの体は、泳ぐのに適した流線型をしており、時には時速100キロもの早さで泳ぐほどの、高い運動能力を誇ります。自分の体温よりも、少し低い水温の海域を好み、海流にのって夏や冬の季節ごとに、広大な範囲を南北に回遊して暮らします。

海中のキハダ (C)WWF-Canon/Ezequiel NAVIO
大型の肉食魚
種類によっては、2~3メートルにもなるマグロは、世界の海で見られる魚の中でも、特に大型になる肉食魚です。
泳ぎ続けることで生きるマグロは、その体力を維持するために、大量の食物を必要とします。食物は、小型から中型の魚類、甲殻類、イカ類など。マグロは、海の生態系の中でも上位に位置している生きものです。
いろいろなマグロ
マグロの仲間にはいくつも種類があります。日本の食卓によくのぼる、大型のマグロ類には、クロマグロ、ミナミマグロ、キハダ、メバチ、ビンナガなどがあります。ここでは、この5種のマグロについて紹介します。
ちなみに「カジキマグロ」という魚の名前を店でよく見かけますが、カジキはサバ科ではなくカジキ科に属しており、マグロ類とは全く別の魚です。
クロマグロ
クロマグロはマグロ類のなかで最大に成長するマグロで、中トロ、大トロが多くとれる最高級のマグロとして高値で取引されています。本マグロと言われるのはこのクロマグロのことです。
ミナミマグロ
クロマグロよりも少し小型ですが、クロマグロと同様にトロが多く、市場ではクロマグロの次に高値で取引されています。南半球に生息していることからミナミマグロ、またインドマグロと呼ばれています。
キハダ
その名のとおり黄色がかった体色のキハダは、頭が小さくヒレが長いのが大きな特徴です。海外でも多く消費され、欧米などでは缶詰として多用されますが、日本では刺身としても消費されています。
メバチ
目が大きいメバチは、刺身や寿司ネタとして、日本では人気のある種です。赤身が多く、手ごろな値段で手に入るため、スーパーマーケットなどでもよく売られています。
ビンナガ
ビンナガはビンチョウマグロともいわれ、胸びれが長い小型のマグロです。国内外で主に缶詰の材料として消費されていますが、安価な刺身としても売られています。








