減少する国産アサリと増える輸入
日本のアサリの漁獲量は、1950年代から増え、1980年の後半から減少しています。
この漁獲の減少は、輸入によって補われています。当初多かったのは、韓国からの輸入ですが、その輸入が少なくなってくると、今度は中国から輸入するようになりました。そして、中国からの輸入も減ってくると、今度は北朝鮮からの輸入に切り替わりました。
北朝鮮産のアサリについては、国による制裁が行なわれたことで、北朝鮮から輸入ができなくなり、輸入量も一気に下がりました。ところが、今度は再び中国からの輸入が増えています。これは、北朝鮮で獲ったものを、一度中国に持ちこみ、そこから中国産として日本に輸出した可能性があります。実際にそういう事実が発覚して、輸入業者が捕まった例もありました。
また、中国や北朝鮮から輸入したアサリが、生きたまま一度日本の干潟にばら撒かれ、暫らく経ってから漁獲されることもあります。このようなアサリは、海外から病気などを持ち込み、また日本のアサリを駆逐してしまう可能性もあるため、外来種としての問題も抱えています。
アサリの輸入・生産量

資料:FAO FISH STAT、財務省輸入統計(1988年以前の輸入統計は無い)
魚種別に見る水産資源の現状と問題
2009/9/14
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